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フェティッシュの火曜日
 
焼酎にあうみそはどれだ
外には「佐野みそ」と書かれたみそ樽が
ずらーっと、みそ
12種類のみそをなめます
キャベツの甘さにみそがあうんだこれが。
味比べって楽しいですよね。
焼酎はどれもロックで飲みます。
取材を忘れてはいけない。自分に言い聞かせます。

そのお店は千駄ヶ谷・がらり

12種類のおみそがカウンターに並んでいる。その後ろには120種類(!)の黒糖焼酎。ここではお通しで3種類のなめ味噌を出している。

みその塩っ辛さが口に残った状態で黒糖焼酎を飲むと、口のなかにうまさがひろがる。これはいけます。まずはお店情報。

がらり
渋谷区千駄ヶ谷2-6-4
03-5786-1820
営業時間:11:30〜14:30(L.O.14:00)、17:00〜24:00(L.O.23:00)
定休日:無休

特別にお願いして全種類のおみそをなめさせてもらうことに。今回も風景レビューでいきます。

1.ゆき 津軽味噌 青森 米 甘口
林:なんか一瞬、スーッとなにか通りました。
住:塩っ気が強く、ピリピリしたムード

2.杜の熟王 仙台味噌 米 中辛
住:甘くてコクのあるみそです
林:そういわれてみればそんな気がする

3.金亀子みそ 越後味噌 新潟 もち米 中辛
林:一瞬、魚の味がしたぞ?
住:なんか店が揺れてませんか?

4.深山 会津味噌 福島 米 中辛
林:これ赤だしですね。やっぱうまいや(注:赤だしではない)
住:この味に覚えがある、なんだ?

このとき飲んでいた焼酎は僕が30度(長雲 一番橋)、住さんのは38度(浜千島の詩 原酒)だった。お気づきかもしれませんが、もう酔ってます。

強いお酒の友の会(公園で強い酒を飲むだけの特集、酔って置き引きにあった。) みたいになってきたが、まだ8種類あります。

 

焼酎2杯目

ここで焼酎おかわり。林 は25度の「氣」。住さんは「天孫岳(アマンディー)」30度。パンチのある味。

「これ、イタリアの食後酒みたいですよ。ゲロッパみたいな名前の」
「ゲロッパ?」
「ほら………」
「………」
「グラッパですか」
店員さんが教えてくれた。みそに戻ります。

5.王熟(おうじゅく) 越中味噌 富山 米 中甘
林:豆がね。入ってるのが嬉しいです。
住:しょっぱいですが。豆で救われます

6. そば味噌 長野 麦 中甘
林:体育館の日影です。
住:まろやか、と見せかけて、みそ!

7. 江戸甘 江戸味噌 東京 甘口
林:粘度が高い。コナコナしたなかにほの甘さ
住:カジュアルなファッションでやってくる、みそ!店員さんがきれい

「口のなかでみその香りに焼酎が混ざる瞬間がおいしいですね」
「みそを焼酎に入れたらおいしくないですかね」
「ええ、おいしくないと思います」

酔わずにきちんと取材できるだろうか、という不安は的中。でもまだ味噌がある。困ったことに(いいんだけど)焼酎もおいしい!続きます。

 

 

 

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