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特集


チャレンジの日曜日
 
日銀の地下金庫潜入ルポ

オフィス? 宮殿?



いよいよ内部を見学開始です。まずは歴代総裁一覧の絵画がかけられた廊下を歩きました。それにしても、なんてゆったりとした建物なんだろう。日銀は、現在『旧館』、『新館』、『南分館』があり、旧館のオフィスとして使わなくなった部分を現在では見学コースとして一般の人に開放しているらしい。つまりここも昔はれっきとしたオフィスだったわけだ。あなたはこんなオフィスで働けますか? こんなとこで働いたらFAXを送る前に紅茶でも飲んで浸ってしまいそうだ。う〜ん、さすが日銀。



こちらはなんと日本で二番目に古いエレベーターらしい。その後少し改築は加えているものの、当時のままの気品あふれるエレベーターだ。もちろん今も活躍している。館内にはレトロで重厚な古いエレベーターが何種類かあって、そのたびに僕と同行の林さんは夢中でシャッターを切ってました。


ここは建物の中心の屋根の下です。マウスオンすると建物の外から見た居場所がわかります。
当時の総裁の机を再現。

かぎりなく宮殿に近い元オフィスを行く。

ちなみに日銀の旧館は明治29年に建ったそうです。建てた当時の最高技術を寄せ集めて作った旧館はなんと国の重要文化財に指定されているとか。何度もいいますが、オフィス?

ここは資料館になっていて、見学者用にさまざまな資料が置かれています。建物も美術館っぽいので、なにかの展覧会にでも来た雰囲気です。

面白いのは左の写真にもありますが、『日銀のはっぴ』です。昔の日銀には何度か火事にあったそうで、火事になると火消しの代わりにまず建物の修理の人々などが駆けつけたそうです。そのひとたちが自分が関係者であることを告げるためのはっぴだとか。パスの代わりですね。

案内係:では、いよいよ地下金庫に向かいます!

僕ら見学者は資料見学もそこそこにいよいよ地下金庫に向かったのでした。

なんと、日銀のオリジナルのはっぴがありました!
こちらは測量器。金などをこれで正確に量ったそうです。どんなものであれ、重厚で大仰なのが日銀なのだ。

 

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