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特集


チャレンジの日曜日
 
身近な疑問を解決したい!
さまざまな企業、団体にアポなしで取材してきました。関係者の皆様、お騒がせしました。

皆さんは日々疑問を持って生きていますか? 僕は毎日疑問を持って生きています。(かっこよさそうにいってみました)
ほんのささいなことなんですが、気になることってありますよね。そんな些細な疑問、調べるにはいたらないけど気になること。
今日はそんな小さな疑問を解決するために立ち上がることにしました。僕の疑問は

「天気予報の降水確率ってどうやって計算してるの? 専門家の人たちは降水確率何%以上なら傘を持ってでかけるんでしょうか?」

「おかきのサラダ味ってぜんぜんサラダの味がしない。なんでサラダ味なの?」

「テレビのニュースで、海外からの中継のときに日本の音声は向こうにすぐ届くのに、相手の声が少し遅れるのはなぜ?」

「JR山手線をぐるぐる回ったら、その分の電車賃を払わないといけないの?」

全部まとめて解決すべく、梅田カズヒコが皆様に変わって調べてまいりました。明日の朝は、学校で、オフィスで、得意げに話してください。(text by 梅田カズヒコ



疑問1。

天気予報の降水確率ってどうやって計算してるの? 専門家の人たちは降水確率何%以上なら傘を持ってでかけるんでしょうか? 


交差点の名前が気象庁前。
到着。派手でもなければ古くもない。中途半端な建物でした。
早くも身分証提示の看板に遭遇。
天気相談所って場所がありました。

こちらが本日の気象状態をせわしなく伝えている電光掲示板。

資料をコピーしました。

館内には1923年から2004年までおよそ120年分の全国各地の天気予報が閲覧できるのだ。すごい。

例えばこれは2001年9月11日の東京の天気。9月11日、東京はおおむね晴れだった。朝から昼にかけて小雨が降り一日で22mmの雨が降った。というデータを閲覧できます。

正面突破! 気象庁に向かう。

とりあえず天気のことなら気象庁ってことで気象庁に向かってみました。相変わらず無鉄砲ですがまあとりあえずは何も気にせず現場に向かう。
気象庁で毎日天気に向き合っている人は朝出かける前に降水確率何%になったら傘を持って出かけるのか気になりません? 30%とか40%っていわれたらすごい悩むんですよねー、傘。雨降らなかったらなんだかかっこ悪いし。

大手町あたりでうろうろしていると場所がわからなくなったので道を聞くと隣の隣のビルだ、と教えてくれました。ところが、隣の隣のビルは、歩いて5,6分もかかりました。このあたりはビルの縮尺が異様に大きい。

気象庁、概観は新しいのですが中に入るとかなり古い建物だとわかります。床のタイルが物語っています。あと、なぜか自転車置き場がありました。気象庁、自転車通勤してる人がいるみたいです。

入り口に着くとさっそく身分証名証の提示を示す看板に出くわします。以前僕が自民党党本部等にお邪魔した“はじめてのおつかいin永田町”のときのような緊張感が再熱するなか、係員のチェックを受けます。

気さくな係員のチェックを軽くパスした僕は手持ちのカメラを特に注意されるでもなく、あっけなく中に潜入できました。中をうろうろしていると、(天気相談所)という場所があった。ここは天気に関することならなんでも相談に乗ってもらえるそうだ。案ずるより産むが易しとはこのことだ。どうやらこの問題はスピード解決しそうである。

中に入ってみるとテレビによく映る証券取引所みたいな大きな電光掲示板があったりして、わりと物々しい雰囲気があった。係りの方もいそいそとそれぞれの用事に余念がないようで僕のほうを振り返る人間はいない。突っ立っていてもらちがあかないのでとりあえず一番近くにいた人に話しかける。

梅田 「すみません、ここは天気相談所ですよね」
係員 「ええ、どんな用件でしょう」
梅田 「天気に関するどんな質問でも受け付けてくれるんでしょうか」
係員 「ああ、はい(ちょっと怪訝そうな顔)」
梅田 「降水確率って、どうやって計算してるんですか?」
係員 「……」
梅田 「ホームページで、身近な疑問を解決するみたいなサイトをやってまして、それで……」
係員 「なるほど。じゃあこちらの用紙に書いてくださいよ」

いわれるがままに記入する。

係員 「こちらが降水確率についての資料です。お貸しすることはできませんがコピーはできますんでご自由にどうぞ」
梅田 「ありがとうございます」

とりあえず第一段階はクリアだ。ここからいかに多くの言葉を引き出せるか、だ。とりあえず会話を引っ張ってみる。

梅田 「東京の天気はどこで観測してるんですか?」
係員 「ここのビルの真上に気象台があります」
梅田 「なるほど。僕、世田谷なんですけど世田谷にもあるんですか?」
係員 「東京の天気で観測台があるのはここだけですよ。八王子も、世田谷も、みんなここが基準点です。島のほうは違いますけどね。よくピンポイント天気予報なんてやってますが、あれは民間がやってることなんですよ」
梅田 「え、そうなんですか? じゃあここに局地的に雨が降っていれば東京は雨ってことになるんですか?」
係員 「あ、アメダスだけはね、さまざまなポイントにあるんですよ。そうやって局地的に降ることがたまにあるんで。世田谷は砧公園にアメダス置いて雨量を観測しています」

なるほど。次々と浮かび上がる事実。ちょっとではあるがこの係員さんと仲良くなっている。と、ここでいよいよ最大の疑問をぶつけてみることにした。

梅田 「Sさん(名札を見て名前を確認)は降水確率何%だったら傘を持って外出しますか?」
係員(Sさん)「私はあまのじゃくなんで降水確率何%だろうが外みて雨が降ってなかったら傘持ってでかけません。変な質問ですね」
梅田「いや、僕は毎朝降水確率の予報を見る都傘持っていこうか迷うんですが毎日天気と向き合ってる気象庁の方はどうしてるのかなーと思って」
Sさん 「(後ろを振り返って)おーい、だそうですよ」


Sさんはとてもやさしい方でまわりのかたに聞いてくださいました。みんな忙しそうだったので相手にしてもらえなかったんですが、Sさんと、Hさんのお二人が答えてくれました。


気象庁勤務、Sさんの場合

・あまのじゃくなので予報に関係なく外に雨がふっていなければ降水確率に関係なく傘を持っていきません。
・どうしても濡れるわけにはいかないという日は20%〜30%でも傘を持って出かける場合もあります。



気象庁勤務、Hさんの場合

・私は50%以上なら傘持っていきますねー。
・でも実はいつでもかばんの中に折り畳み傘をいれてるんです。いつ雨が降っても大丈夫なように。(といって僕に折り畳み傘を見せてくれました。)


結論

天気予報の降水確率ってどうやって計算してるの?

コピーした資料を見て勉強しました。短絡的にいってしまうと気象予報は過去のデータの集積による確率論らしいです。過去の同じような気圧配置、気温分布のときに何回中何回雨が降ったかを計算したものです。
また降水確率が高ければどしゃ降りというわけではなく、あくまで雨の降る確率の高さです。

専門家の人たちは降水確率何%以上なら傘を持ってでかけるんでしょうか?

毎日気象予報に携わる気象庁のかたでも、わりと確率に左右されずアバウトです。僕らと同じように傘を持っていく基準は人によってばらばらのようです。降水確率はあくまでデータ上の話しで目安ってことですね。



 

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