図々しいお願いに気を悪くされるかと思ったが、中村さんは快く引き受けたくれた。とても気さくな方なのだ。
応答メッセージを吹き込むには、留守番電話サービスセンター(1416)に電話をかけ、音声ガイドにしたがっていくつかのボタンを押し、発信音の後に吹き込む、という手続が必要だ。
バックアップ用の録音セット
こんなに貴重な機会は二度とないと思ったので、僕の携帯に直接吹き込んでいただいている音声を、さらにICレコーダーで録音させてもらう事にした。間違って電話の声を消してしまった時の為のバックアップだ。
ダイアル1416
1416に電話をかける。 「こちらはNTTドコモ留守番電話サービスセンターです」 あっ、中村さんの声。 そして、目の前にも中村さん。
「サービス内容を変更するには9を……」 電話口の中村さんの指示に従い、吹き込む準備を整える。
「発信音の後に、留守番電話の応答メッセージを録音してください」 と中村さんに言われたので僕の携帯電話を中村さんに渡す。
「あ、あの、ピーッという音の後に、僕用のメッセージを!」 中村さんは静かに頷き、僕の携帯を手にする。
ピーッ!
おお……!
中村さんに吹き込んでもらったメッセージは、
「こちらは、住の携帯電話です。ただいま電話に出られません。メッセージをお願いします」
というもの。
吹き込まれたメッセージを確認。「よろしければシャープを」と電話口の中村さん
それでは、実際に留守電状態の僕の携帯に電話をかけてみましょう。
家宝にしますわ。
もうあれ以来、嬉しくて嬉しくて、ずっと携帯の電源を切っている。会社の電話から僕の携帯に電話をかけ、中村さんの応答メッセージを聞いているし、僕に電話をかけて来る人に早く聞かせたい。ああ、聞かせたい。
ここしばらく、僕の携帯は繋がりづらくなるかもしれません。
そして、ウェブマスターの林さん用にもいただいて来ました。
■林さんの携帯用
でも、林さんはvodafoneだった。後から気付いた。