各自3つの画面を駆使して非常時の対応を行っている。故障元から連絡が入ると、まずその位置を示す点が地図上に表示される。すごいのは、その故障元のビルの近くにいる修理スタッフの位置も表示され、同時にそのスタッフの勤務年数・現在向かっている先の仕事の状況・その仕事が緊急かどうかなどが一覧で表示されることだ。
それを見て監視センター側は、どのスタッフを現場に向かわせるのが適切かを判断するのだ。
別のウィンドウでは、監視センターの席順をあらわしている。出勤時に座る席は特に決められてはいない。なので、社員がどこでどんな状態で仕事しているかを一目で把握し、適切に迅速な判断を下せるようにするためだという。
通報者とのやりとりは録音しておく。というのは、東北地区などでの案件をここで受けるやむをえない場合もあるそうで、そのとき電話の声が純粋な東北弁の場合、聞き取れないときもあるからだという。
NASAみたいな施設の中で、「東北弁を聞き取る努力」もなされているかと思うと、変な気分だった。
|