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特集


チャレンジの日曜日

 
好き好き! エレベーター

アップルストア

“エレベーター銀座”、銀座を行く。

事前に面白いエレベーターはないか調べたところ、圧倒的に候補が多かったのが銀座でした。銀座は個性派エレベーター天国です。では順番に見ていきましょう。
まずはアップルストアです。ここは情報によると乗客が動かすことはなく勝手に動いているそうです。果たしてどんなエレベーターなんでしょうか?


アップルストアには未知の世界のエレベーターがありました。


アップルストアのエレベーター。これがマックを作った会社のエレベーターだ。 車内より。どこを撮ってもこんなかんじです。

エレベーターファイルNo.4

アップルストア(銀座)
中央区銀座3−5−12 サヱグサビル本館

勝手に操作されるエレベーター。その正体は基本的には自動操縦なんですが、1階のスタッフ(写真上右)が右手に持ってる携帯電話で操作してるみたいです。いやー、携帯で操作ってすごいですね、アップルは。さきほどまでの百貨店エレベーターのレトロ、ゴージャスとうってかわって近未来、スペーシーってかんじでした。かごの中(車内)は無駄を極力削ぎ落としたデザインです。おしゃれです。
関係ないですが、僕はウィンドウズユーザーです。



博品館。

特に特長ないのに…

続いて博品館へ。
ここはリカちゃんグッズから模型、テレビゲームまで取り扱うおもちゃ屋です。また、ホームページの情報によると博品館は日本ではじめて“百貨店”を名乗ったお店らしいです。
情報によると、とにかく博品館のエレベーターは変だ。ということしかわかっていません。いったい何が変なんでしょうか?
それにしても、エレベーターをきょろきょろながめてみても、かごの中に入ってみても、特に変わったところはありません。いったい、なにが変わってるんでしょうか?


どこが変かわからぬままためしに乗ってみる。ん? あれ? なんか臭いな。 油臭い! なんとこのエレベーターは日本でも珍しい油圧式のエレベーターなんです。貼り紙がありました。


エレベーターファイルNo.5

博品館(銀座)
中央区銀座8−8−11(銀座駅徒歩7分ほど)

今までのエレベーターが視覚に訴えかけるエレベーターならば、こちらは嗅覚に訴えかけるという荒業で攻めてきました。これがぶっちゃけかなり油臭いですが、楽しいエレベーターです。
ちなみに博品館には手前と奥あわせて3つのエレベーターがあるんですが、油臭いのは手前のエレベーターです。ものはためし、一度お試しあれ。



5階って結構しんどいですよ。

もっとも変なエレベーターを発見。 (奥野ビル・銀座)

続いて銀座3つめのエレベーター。見るからに古びたエレベーターなんですが、ここはかなりレアなエレベーターです。文字盤を見ると1〜7階まで数字があるんですが、6階と7階にしか停まりません。よく見るとエレベーターのそばには「5階までのお客様は階段をご利用ください」と書いてあります。えっ、5階まで通過? 
通勤快速みたいなエレベーターなんですが、まだ驚くのは早かった。


なんと、扉は手動です。この倉庫の扉のような扉(おもい)を開けると……。 ジャバラ型の扉がもう一枚現れます。これまた重い。

扉が手動です。

2枚の重い手動の扉を必死に開きながら写真を撮っていると、目の前に現れた女性がさっさっさっと、くわえタバコのまま軽がると重い扉2枚を開けて上に上っていってしまいました。
自分自身の非力さを身に感じつつ、エレベーターが再び下りてくるのを待って、自分も上に上ってみることにしました。


中にあるボタン。7階と1階があって、謎のスイッチがあって、その下に6階のボタンがある。どうやらあとで6階のボタンだけ取り付けたようだ。 なんと、スケルトンどころか外が筒抜けです。ひんやりとした風が流れ込んできてかなり怖かったです。(クリックで連写写真がみれます)


エレベーターファイルNo.6

奥野ビル(銀座)
中央区銀座1-9-8

乗ってみると、さきほどのじゃばら1枚のほかには守るものが何もなく、外が筒抜けでした。エレベーターの向こうにある壁に埃が積もっていたのが妙にリアルに年代を感じて怖かったです。ちょっとした絶叫マシーンなみの迫力です。筒抜けなのでビル内のしゃべり声も聞こえてきます。でも、風情があっていいビルですよ。
ちなみにここはギャラリーやアトリエが集まるビルになってます。芸術鑑賞ついでにエレベーターを見物するのもいいかもしれませんね。



銀座線は山手方面に突入! 次の目的地は?



 

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