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チャレンジの日曜日
 
ふえるわかめちゃんを限界まで増やす
ふえるわかめちゃん

「ふえるわかめちゃん」なんと愛らしい名前だろうか? 声に出してみるとなんだか知らないけど楽しい気分になれる。

今回はそんなふえるわかめちゃんを限界でどこまで増えるのか探ってみようかと思います。
海草類の驚異の底力をご堪能ください。

(text by 梅田カズヒコ



近所のスーパーでわかめを調達
年末で混雑するスーパーでわかめを調達します。この日はクリスマスということでスーパーの中はクリスマスと正月の商品が混在していました。それぞれはほほえましい光景なんですが両方が同じ売り場にあるとなんだかあわただしいです。こういった瑣末な出来事が師走の忙しい雰囲気を醸し出しているんだと僕は思います。
近所のスーパーへ。


というわけでズラズラっと乾燥水戻し系食品を買ってきました。
ふえるわかめちゃんを他の製品と比較するため他社の乾燥わかめを2つ、さらに水戻しのきざみ昆布とひじきを買ってきました。クリスマスの日にわかめを大量に買っていく僕にレジの方はちょっと不審がってましたが、年末なので気にしないことにします(関係ないな)。

はたしてどの商品がどのくらい増えてくれるんでしょうか? いざ実験開始です。


今回の実験のルール
・全品10gから水に戻し何gになるか計測。
・制限時間はもうけない。


エントリーNo.1

長ひじき(ヤマナカフーズ) 水戻し後:150g。

まずはダイエーSAVINGSシリーズのカットわかめです。おそらく売り場で一番オーソドックスで安価なものです(50gで198円)。
結果は240g(24倍)、重いのか軽いのかわかりませんが基本になる数字です。


エントリーNo.2

長ひじき(ヤマナカフーズ) 水戻し後:150g。

続いて長ひじきです。記録はわかめほどふるわず150g(15倍に増えた)に終わりましたが衝撃度ではひじきのほうが上でした。
見たことのない大きさのひじきです。それでもちょっとつまんで食べてみると普通の(ちょっと水っぽい)ひじきでした。


エントリーNo.3

きざみ昆布(ふじっ子) 水戻し後:40g。

3番目はきざみ昆布です。残念ながら40gと不調に終わってしまいました。でも、においもよく一番おいしそうでした。
実験して思ったんですが食べ物は少量だからおいしそうなんですね。キャビアだって、上のひじきぐらいあったら、なんだかまずそうに見えると思います。


エントリーNo.3

三陸真崎わかめ(田老町漁業協会) 水戻し後:驚異の600g!!

4番目は本格派っぽいパッケージの三陸産わかめ。水で戻すとぬめりけをおびてきてドロッとしたのが特長です。
2,3時間経過後も地味に増え続けて、なんと、12時間後には10g→600g=60倍になりました。


エントリーNo.4

ふえるわかめちゃん(リケン)。 水戻し後:260gでした。惜しくも2位

最後は真打ち、ふえるわかめちゃんの登場です。SAVINGSわかめと三陸わかめの間ぐらいで、さらさらなんですが少しだけべとべとしています。ただ水戻ししたあとに一番ダイナミックな雰囲気がありました。
記録は260gで惜しくも2位、よってふえるわかめちゃんの限界は26倍です。



衝撃を受けたひじきの大きさを比較するためにひじき一本と携帯電話を並べてみた。でかすぎ。水吸い過ぎ! ひじきが未知の生命体みたいです。



 

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