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2005年大予想

それでは、続いて忘年会場で行ったインタビューを掲載させていただきます。
酒量と比例して徐々に発言が長くなったり、インタビューというよりもクロストークのような状態になってしまった人もいますが、そんなところから忘年会の様子を想像して頂くのも、一興かもしれません。
ちなみに梅田さんと古賀さんからは忘年会後に差し換え用のコメントのメールが届き、インタビューを葬り去ろうと画策していましたが、もったいないので掲載させて頂きました 。
それでは、ここでも50音順にいってみましょう。


梅田カズヒコさんの未来予想図2

世の中的にはどうなると思いますか?
「どうなるかってどういうことですか? 漠然としすぎているので筋道をつくってください」
じゃあ、なにが流行るのか予想してください。
「名古屋ブームがきますね」
それ、もう流行ってますよ。

「じゃあ福岡が流行ります」
適当なこと言ってますね。梅田さんは05年をどうしたいですか?

「とりあえず、所得を増やしたいです。倍ぐらいにしたいですね。あと、僕の今の髪型、自分で切ってマッシュルームみたいになってるんで、2005年はテイ・トーワになります
DPZの中での方向性としては?
「キャラ付けが曖昧な感じがあるんで……。こんなこと言わない方がいいのかな(笑)。04年は書き切るっていうことで一杯だったんで、自分の特性をもっと活かしていきたいです」
ちなみにどういうキャラで行くんですか? マッチョなキャラとかハゲキャラとか、キャラにも色々ありますけど 。
「そういうのはあんまり考えすぎるとダメですよね。自然に湧いてくる感じの方がいいかなと。先輩たちと被らないように、“梅田君の文章ってこういう感じだよね”っていうことを05年の年末には言われるようになりたいです」


大塚幸代さんの未来予想図

05年は世の中的にどうなる思いますか?
「まずは音楽雑誌が全部潰れるかなー」
いきなりコメントしづらいようなことを言いますね。
「そしてウェブに新たな権力者が現れます」
いったい誰ですかそれは。
「そして利権を争ってウェブが戦国時代に突入!!」
それはいったいなんの筋書きなんですか。明らかにプレジデントの読み過ぎですよ。
「プレジデントなんて読んだことないですよ。あとはですね、そうそう、『電車男』の主役は『ウォーターボーイズ』に出てた俳優がやるんじゃないですかね」
映画化されるんですか!?
「映画とかテレビとか、色んな所から話が来てるらしいですよ。私は森山未来君に主役をやってもらいたいな! ってくらいですかね。 後は、とりあえず殺人が増えるかな! 殺人に対するハードルが低くなる!!」
でももう充分低くなってる感じがありますよ
「さらに! さらに倍で!!」
いいんじゃないですかね? 淘汰されていくという意味では。まあ僕とか真っ先に殺されますけど。映画の登場人物で言えば、始まって5分で死ぬ タイプですからね
「あと来年はお金を儲けたいですね!」
ダメですよ!! 梅田さんと同じ事を言ってちゃ。って、梅田さんにものすごく失礼なことを言ってますけど。 でも来年あたり日本もすごいインフレになって、貨幣価値が下落したりするんじゃないですかね?
「それは肌で感じますね。お洋服とかもカットソーが3千円くらいで売ってたのが、2千円くらいに下がってるし」
だから、多分これからは万引きの技術とか、そういうサヴァイブする能力が問われてくるのではないかと思うんですけど。
「万引きはねぇ……。デジタル万引きじゃないんですけど、ウェブに書いてある情報がタダだと思ってる人がいると思うんですけど、タダじゃないんですよ。だからウェブに載っている情報を金銭に換えるという方法を発明した人が儲かるんじゃないですかね」

……ああー(よく分かってない)。でもウェブだとみんなタダじゃないと読みたがらない傾向にありますよね。
「ケータイに移すとか、媒体を変える。『電車男』も本にしたから儲かった訳だし。だから、タダだと思われている情報を、なんとかしてメイクマネーですよ!!」
それは、DPZを有料化! みたいな事ですか?
「有料化というよりは、なにか別のメディアに落とし込むことで儲けようということです」
……ああー(やっぱりよく分かってない)。具体的にそれはどういう……、粘土とか? じゃあ粘土作品をみんなで作ってお金に換えましょう。 

「(呆れながら)粘土はちょっと……。後はなんでしたっけ?」
来年は大塚さんはどういう方向でいくんですか?
「週間が隔週になるので気持ち的には楽ですね。なんとかなるんじゃんって。こないだ友達に“コネタ・特集併せたら年間100本じゃん”って言われて。100本やってたのかーって……」
(ここで古賀さん・乙幡さんが登場。ここからクロストークに)
古賀 「100本って恐ろしいですよね。特集は年間52本か、あり得ないですよ。オッソロスィー!! 大塚さんは150本くらいやってるかと思いましたけど」
大塚 「たくさんを小さく当てて(笑)。商売は小さく当てて……」
乙幡 「大きくもらう!!」
古賀 「(唐突に)ビール飲む人ー?」
宮崎 「……。(インタビュー席でビール飲むなよ!)」
大塚 「(沈黙を察知して)来年はですね……、こないだ友達に説教されたんですよ」
宮崎 「なにを説教されたんですか? いい大人が説教されるっていうことはよっぽどの事ですよ」
大塚 「説教っていうか、相談していたら整理されたんですよ。自分の負の要素は自分のところで書けって。だから、そういうのはなにか別 の形にアウトプットして、DPZでは“エヘッ”みたいな感じで行こうかと。目標としては、昼休みにちょっとイライラしたOLさんが、ご飯を食べながら読んで、スッとするくらいの毒を盛る程度で……」
宮崎 「やっぱり毒を盛るんですか!? 徐々に殺るつもりなんですね」
大塚 「だから、あんまり“ゲーッ”って感じじゃなくて、ご飯を青くする位のレベルで行きたいっていうの話ですよ! 最初からオチてる方がいいんじゃないかっていう」
宮崎 「なにか拾って食べる、とかそういう事ですか?」
大塚 「……(呆れながら子供を諭すように)だから、ご飯を青くするのって最初から話のオチがついてるでしょ?」
宮崎 「……ああ! オチがついてるっていうことですね」
大塚 「そう。どちらかというと最初からオチがついてて、文章は添え物ぐらいの感じがいいかと」
古賀 「企画主導みたいな感じですか?」
大塚 「でもそんなにネタが出ないんですよ(笑)」
古賀 「ですよね。でも青くする実験とかすごい良い。企画勝ちですもんね」
大塚 「でも、なんか中国の現代美術のアーティストがやってたらしいんですよね。この前、ミヤタケイコさんに訊いたんですけど」
古賀 「あのすごい熊の人ですね」
大塚 「そうです。なので、楽しく……」
古賀 「やっぱり横に横にですか?」
大塚 「横ばいに(笑)、そして楽しく」
古賀 「DPZにおける素晴らしい教えですよね。でも住さんは“俺は上に、俺は上に行くんだ!!”っていってましたけどね(笑)」
大塚 「住さんはお金を使ってますからね(笑)」
乙幡 「金と時間を使いますから」
古賀 「なんたって社長ッスからね! だって野口英雄のヅラ、4万円らしいですよ!!」
大塚 「マジでぇ!? ところで宮崎さんはどんな心構えでいくんですか?」
宮崎 「僕は原稿が遅れないようにっていうのだけを目標にしていきます」
古賀 「かなり底辺にきましたね、目標が」
宮崎 「僕はかなり底辺にいますからね」
古賀 「人間としてね」
宮崎 「余計なお世話です」


大山顕さんの未来予想図


世の中的にはどうなると思いますか?
大山「まずジェンキンスさんが本を書きます」
林 「タイトルは何になるんですか?」
大山「“ただいま。”です。 で、奥さんは参議院に立候補します。奥さんを共産党が担いだら、共産党も一皮剥けたなって思うんですけどやっぱり無理で、民主党が担ぐんでしょうね」
林 「パチンコ台になるんじゃないですかね? CRジェンキンスさんですよ」
別役「
ブチューってすると確変がきたり
住 「あのキスはもう水に流してあげましょうよ」
ではDPZの2005年の方向性を占ってください。
大山「難しいですね。ジェンキンスさんで精一杯ですよ」
ではご自身はDPZでどういう方向性でやっていきたいですか?

大山「僕は、どうってことないものを集めて分類するっていうことしか書けないと自分で分かっているので、引き続きそういう方向性でいきたいと思います。8月にやった駅にある生け花を集めた企画や、この前やったクリスマスの電飾の企画のように。バウとか路上観察系と被らないようにしたいですね。ともすれば被ったりしがちなので、別 の世界を確立したいという野望はあります」
林 「団地もそうですよね」
大山「そうですね。だから05年も引き続き集めたいということで」
集める方向性としては?
大山「生け花くらいがちょうど理想なんですけどね。あるよねって話を振った時に、半分くらいの人があったっけ? っていって、半分ぐらいの人があるよねーっていうような、あれくらいのものが良いですね。後は、今はあまりないですけど、コンタクトレンズのCMとかで“4年ぶりの同窓会で再開したら、メガネだったあの娘がコンタクトにしてこんなにキレイに!”みたいなのってよくあるじゃないですか。メガネ党の僕から言わせれば、メガネをかけていない状態が女の美しさであるみたいな風潮は……」
別役「メガネ差別だと」
でも最近、メガネ復権みたいな動きもありますよね。
大山 「でもヨン様ブームで違う方向に行っちゃってるんですよ」
林 「それ、ヨシダプロもいってましたよ。メガネ君ならばあくまでもメタルフレームをかけるべきで、 歩み寄ったセルフレームは俺は許さないって言ってました」
大山「それはよく分からないです」


乙幡啓子さんの未来予想図

「はじめまして。乙幡と申します」
よろしくお願いします。それではさっそく始めましょう。まずは2005年のDPZはどうなると思いますか?
「なんでしょうね。DPZはこれからいろんな人が参加してくるので、混沌としてきて良いのではないかと思います。最初はウィークリーポータルから始まり、そしてDPZ、そして1日2回のコネタ更新と段々ペースが早まってきているので、林さんの身体が心配ですね。あれ? 違うな。“心配です”で終わったらしょうがないですね。でもいろんな人が入り乱れる感じがいいんじゃないですかね?」
では、来年はなにが流行ると思いますか?
「なにが流行るんですかね? 私、最近は小田和正の『風のように歌が流れていた』っていうテレビ番組をよく観るんですけど」
それはどういう番組なんですか?
「小田和正が監修して、その当時に自分が作った歌とかを唄いながら、会場の皆さんとトークをしつつその頃の歌を再評価じゃないけども、そういう番組で。それがすごい良かったので、フォークじゃないんですけど、そういうニューミュージックとかがくるんじゃないでしょうかね。養命酒のCMでもフォークの大御所が唄ってますからね」
割と真面目に予測してくださってますね。
「いや、そんなことはないですけどね。こんなこというつもりじゃなかったんですよ(笑)。でも来年はフォークが流行りますね」
ご自身としてはなにに力を入れていきたいですか?
「今、大学入学時に生協で買った家電がひとつづつ徐々に壊れていってるので、来年は全部喋る家電に買い換えようかなと」
家電を作ったらいいじゃないですか。
「家電は作れませんね。作れる訳ないでしょう」
でもみんな乙幡さんが家電を作るのを期待していますよ。来年はなにを作りたいですか?
「今、電子工作をいろいろ教わっているところなんですけど」
じゃあ工作ネタを刮目して待テ!!っていう事ですね。
「はい。理系と文系の境をなくすという一大プロジェクトを進めているので」
おお! 文系と理系のクロスオーヴァーですね!!
「ええ。文系だからって理系の分野が分からないわけではなく、それは教えていた先生が悪かっただけなんだということを証明してみせます」
それはすごい目標ですね。古賀さんなんか結婚して子供をつくるのが目標だとかいってましたよ。
「そんなことをいったら私だっていろいろありますよ!」
いや、でも今キレイにまとまったところなんで、おっしゃらなくて結構です。
「そうですか」


古賀及子さんの未来予想図2

「私、ビジョンとか全然ないですよ! 本当にビジョンないですよ」
2005年はこうなるに違いない! とかこうなったら面白いんじゃないか! とかなんかないんですか?
「私、そういうマーケティングっぽい力は全然ないんで」
個人的な事柄でもいいですよ。
「個人的には……、なんか分かんない。宮崎さんとかはなんですか?」
僕ですか? 2005年は僕が流行すると思いますね
「アホか! でも宮崎さんみたいにベタベタ自分のことをすごく言いたがる人っていうのは、相対的に色んな事を考えないで個人的なことばかりを考えているっていうのはいいですね」
そんなことはないですよ! 僕は一生懸命相対化しようと努力はしていますよ。成功はしてませんけど。
「今って語る人があんまりいないじゃないですか。だから語る人がいいんじゃないかなって思いました」
じゃあ古賀さんも05年は語っていく感じになるんですか?
「私は語らないです。面倒くさいからね。そういうのは語る人に任せます」
じゃあ古賀さんはどういう方向性でいくんですか
「私は語らずにお嫁さんになります」
え! 結婚するんですか?
「結婚したいですねー」
それはちょっとなんか、全国津々浦々の古賀ファンを裏切る発言じゃないですか!
「いやいや、とんでもないです。私は本当に語りたいとかじゃなくて、お嫁さんになりたいんですよ!」
それでは結婚したことによって、DPZにどう反映されるんですか? 育児日記とかになっちゃうんですか?
「本当になんの意味もない育児日記になったりするんじゃないですかね」
じゃあ、“リアル子供にこういう教育をしたらどうなるのか”みたいな、実験をしたらいいじゃないですか。
「絶対に嫌ですね。超安全圏で育てますから。実験とかもう最悪ですよ。やる訳ないじゃないですか! 私はもう安全パイばっかり切っていきますからね。実験とかは絶対にやらないですよ。ゼェッタイにやらない!!」
じゃあ来年の目標は……?
「普通の旦那さんと結婚して、普通に子供を産んで、超安全パイで育てますね」
もう世の中とか知ったこっちゃねえ!と。
「ねえねえねえ!」
もう昭和40年代の理想の家族像みたいな暮らしを営むんだと。
「もう当たり前ですよ!!」
なるほどね。それはそれでいいんじゃないでしょうか?
「でもある意味アグレッシブでしょ?」
このご時世に子供が欲しいっていう女性もなかなか珍しいですからね。
「まあどうですかね? でも子供は欲しいッスねー」
じゃあ子供が欲しいっていうことでまとめますよ。
「やめてください! あんまり新しいことはしないで、今までの路線で頑張りますよ」


佐倉美穂さんの未来予想図

05年はどういう感じになると思いますか?
「全然社会的な事とかわからないんですけど、とりあえず今ペットブームが来てるんで、もっと動物を飼う人が増えるといいと思います。私はスカンクを飼っているので、もっとスカンク飼ってる人が増えればいいなと思います」
スカンクが流行れば後のことはどうでもいいんですか? 日本が戦争に巻き込まれようが知ったこっちゃねえ! って感じですか。

「それは嫌ですけど。たまに虐待とかあると、人間って愚かなんだからぁ〜って思って。人間なんて滅べばいいのに〜って、そう思いません?」
……いや、あんまりその……、そんなことはないですよ。戦争やめないかなとか思うし。
「戦争は私も嫌です。なんか色々難しいとは思うんですけど、なんでみんなもっと平和に生きられないかなぁって思います」

……(滅べばいいって今言ったばっかりじゃん!)。ちなみにDPZ上での05年は?

「全体としてもっとずっと今よりも伸びていくんではないかと」
なるほど。佐倉さんの方向性としては?
「科学的な実験を沢山やっていきたいかなぁ。なんかちょっとフォトジェニックな感じで」
チャラのやつみたいな感じですか?
「チャラは好きですよ」
……(好きとか関係ねぇよ!)。 DNAを分解したりとか、そういう方向で行くんですか?
「実験だったらなんでも手をつけちゃいたいなぁ。割と身近なモノで出来る実験で、なおかつみんなが“おお!”って思うような、写 真的にインパクトがあるものができたらいいなと思います」


住正徳さんの未来予想図

DPZは05年はどういう風になると思いますか?
「今度から特集の数が少なくなるでしょ?(注・今年からレギュラーのライターが増え、それぞれ隔週の担当になります)まあそれは全然関係ないんだけど(笑)。どうしますかねぇ。でも、今DPZはかなり身体を張る感じになってきちゃってる訳ですよ、君のせいで。チキンレースになってきている訳ですよ」

そんなことはないですよ。
「いや、なってるなってる(笑)。だから、チキンレースから一回抜けた方がいいんじゃないかと思って。一回退いて、ゆっくりやっていこうかと」
でも2キロ太ったりしてたのは僕のせいじゃないですよ。
「いや、宮崎君のせいだよ。絶対そうだって」
人のせいにしないでください。じゃあまずは世の中的な流行や動きを予測してもらって、
そこからDPZがどういう方向にいくのかっていうのを占ってください。
「そんなの難しいよ。細木数子じゃないんだから」
05年はなにが流行すると思いますか?
「……プロ野球ブームが来ますよ。楽天の影響で。楽天の一場って絶対ダメな奴だよね。子供作っちゃったり」

……その発言はニフティ的にちょっと不味いんじゃないでしょうか。掲載したらマズいんじゃないですかね?
「じゃあ、僕は取材先から怒られないようにします」
結構怒られてましたっけ?
「ドーピングも凄い怒られたし、ラーメン屋さんも怒られましたからね……」
他になにかないですか?
「僕の場合は子供ですよ。“子供”をテーマにやっていきます。子供向けのコンテンツを作ります。自分の子供が3歳になるから、その辺の年代に向けてウケるものを」
3歳の子供に向けて作るんですか!?
「ええ、娘のためだけに」
完全にDPZを私用化しようとしてますね。
「私用化じゃないよ! 世の中の全ての3歳児が楽しめる訳だから」
なるほど。ということはテキストが一切ないっていうことですか?
「いや、漢字は使わないで、ひらがなばかりで。3歳よりもちょっと上げた方がいいかな。多少字が読めるようになった子供に向けてやっていきたいです」


荻原貴明さんの未来予想図


※べつやくさんが同席しているので、
べつやくさんはこの色で表記させていただきます。

まず、2005年はご自身はどういう方向性で行かれるんですか? 個人的には『弱ゲー』以降の荻原さんの作るゲームが楽しくてしょうがないんですが。
「04年は『弱ゲー』の直前に、林さんに“もうゲームはいらない”って言われましたからね。あれ以降はその発言に対するアンサーとも言えます。言われたときは本当に三日三晩悩みました。だから最近のはゲーム性がゼロです」
『弱ゲー』は初期のファミコンが持っていた、シンプルなゲーム性が高いと僕は感じましたけどね。
「あそこから、一部では裏技とかで盛り上がり始めたらしいですよ」
では、まず2005年は世の中的にどうなっていくと思いますか?
「もっと、ネットで心中とかが増えるんじゃないですしょうかね。練炭とか流行ってますよね」
練炭の代わりだと何がいいですかね。 電気ショックとかどうでしょうか。“ピギャー!”とかいって、骸骨が点滅するような感じが楽しげでいいですね。
いいですね。そういえば、私の通っていた高校では焼身自殺が流行ってましたよ。
焼身自殺なんて天安門事件以来久々に耳にしました。
荻原「いいですねそれ。じゃあ05年は焼身自殺リバイバルでいきましょう!」
来年は焼け死ぬ!! とか
……今は朗らかに話していますが、文字に起こしたときの毒々しさが心配です。 もうちょっとポジティブな方向でなにかないですか?
荻原「ポジティブな方向ですか? ……思いつきませんね。じゃあ2005年は携帯ゲーム機を作りたいです。ソフトも全部僕の作った奴で。オギワラビジョンと名付けます」
それは随分と壮大ですが、言ってしまった以上作らなくてはいけませんね。ところで世の中についてもっと明るい話題を提供してくださいよ。
荻原「じゃあオギワラビジョンが大ブームするってことでどうでしょうか」
それはいいですね。では最後に、DPZの中ではどういう方向でやっていきたいですか?
荻原「まあ流す感じで。5時間くらいで作れる範囲内で頑張りたいと思います」


田中あずささんの未来予想図


※大塚さんが同席しているので、
大塚さんはこの色で表記させていただきます(以下同)。

まず05年は世の中的にどうなると思いますか?
「世の中的には、今“手芸”が流行りつつあるんですけど、05年はもっとそれが流行ると思います。あとは、ルームシェアも流行るかなって思います」
なんでですか? 手芸はともかく、僕は知らない人となんか一緒に住みたくありませんよ。
THE・貧乏って感じですかね?
貧乏な感じで同棲が流行るのって、なんか70年代みたいですね。
「同棲じゃないですって。手芸とかルームシェアとか、そういったものが今まではファッションとしてあったけど、これからは普通 にもう……」
これからは日常レベルで定着していくということですね。
「なんでそういうことを思ったかっていうと、今日着ていこうと思ってお洋服を買いにいったんですけど、欲しいものがないんですよ。だから、欲しいモノがなかったら作るしかないかなみたいな」

でも僕は欲しいモノが沢山ありましたよ。なんで欲しいものがないんですか? お金がないから欲しいものがなくなっちゃったんじゃないですか? 僕はそういうクチです。
「自分でお洋服が作れたら一番いいなって思って」
では、05年からDPZで本格的に活躍して頂くということで、DPZの中でご自身がどういう方向性で行くのかとか、メインの抱負みたいなものを語ってください。
「私はできるだけ外食を減らしたいですね」
それはDPZとは全然関係がないよね。
「だって今、個人的な抱負っていったじゃないですか」
だから、DPZの中で、個人的な方向性について訊いている訳じゃないですか!
「うん。だから個人的な方向性として外食を減らしたいかな。……っていうんじゃダメなんですかね?」
だって田中さんの外食が減ろうが増えようが、読者の人にはなんの関係もないですからね。
「外食を減らしたいっていうことは家で暮らしたい、イコール手芸をやりたい、みたいな」

いや、それは別にイコールで結ばれないじゃないですか。家で暮らすことと手芸はセットになっている訳ではないんだから。オマエ、実は適当に喋ってんだろ!? 考えてるように見せかけて、思いつきで喋ってないか!?
「いやいや。
だからルームシェアが来ます! 今までの発言は消しといてください! 今までの発言はなかったことにして、ルームシェアがくるということで」
だってそれは初めから言ってるんだから、消す必要がないくさいッスよ。だからDPZ内ではどうするんですか。
「どうするかっていうと
……」
手芸を流行らせたいんだろ?
「でも手芸って微妙に流行ってるから……」
クウネル(注・マガジンハウスから刊行されている、生活至上主義的な雑誌)
の部数とかもすごいですしね!
あれって本当に売れてるんですかね? でも、確かに同じような雑誌もいっぱい出ていますよね。
「だからオシャレな人が手芸っていうんじゃなくて、やらざるを得ないから手芸みたいな。なんか、ファッションだから手芸みたいになっているのが、ちょっと嫌だったりしますね」
だって手芸って元々ファッションじゃないですか。
「だって、自分の欲しいモノがないから自分で作るわけでしょう!?」
だから、自分の欲しいモノっていうのが、すでにファッションじゃないですか。それをアピールするために手芸を使って表現するっていうことでしょ? って、そんなことはどうでもいいからもっと楽しい話をしましょうよ。
世の中的に、ファッションの地位がどうでもいいってところまで来てるんじゃないですかね?
そうかもしれないですね。
「なんだろうな。手芸が流行って欲しいって気持ちもあるんですけど……」
さてはもう手芸のことだけで頭が一杯ですね。 じゃあ手芸をどういう感じで流行らせたいんですか?
「またちょっとズレてきちゃうかもしれないんですけど、この前、お友達が自分の子供に対してどう接していくのかっていうことについて話していて。
その人は自分が子供の頃に、親に筆箱を買ってもらえなかったっていうのがトラウマだと。っていうのは、周りの子はみんな基地みたいな、ボタンがいっぱいついているような筆箱を持っているのに、自分はお兄さんのお下がりで買ってもらえなかったと
。で、自分は周りの人と比べたときに、比べられないくらいの筆箱を買ってあげられるだけの親でありたいと。
その話を訊いたときに、それは絶対違うと思って。周りと比べてどういう筆箱を持つかっていうことよりも、自分が持っている筆箱をどうして自分が持ってるかってことを分かる方が大事だと思っていて
。って、なにを言っているんですかね!?」
じゃあもう極論を言えば、2005年はシュタイナー教育が リバイバルするっていうことで、着地点はそこにしましょうよ。
っていうか、子供をつくる計画があるんですか!?
「ないですねー!」
まずはその計画を立てた方がいいんじゃないっすかね?
「そうですねー! 何をいってたんでしょうかね?」
じゃあ、まとめはすごい筆箱が流行るっていうことでいいですかね?
「基地みたいな筆箱よりも自分の欲しい筆箱を、みたいなことです」
もし自分の欲しい筆箱が基地みたいな筆箱だったら!?
「それはそれでいいんですよ」
あ、いいんだ……。
「2005年は手芸が流行ります」
そればっかじゃないですか!


T・斉藤さんの未来予想図

まず、世の中的にはどうなると思いますか?
「常磐新線、これがものすごく世の中の流れを変える気がします。常磐新線っていうのは、秋葉原から茨城県・つくば市を結ぶ線で」
つくばって電車が通ってなかったですもんね。
「そうなんですよ。僕は
陸の孤島・つくば市出身なんですが、つくばからバスで30分かけて駅に行って、そこから1時間かけて東京に出てたんですよ。それが最速45分で直接出ることができるようになるんで、それがかなり来るかなと」
でも斉藤さんって今は長崎にいるんですよね。あんまり関係ないですね。
「関係ないですね(笑)」
では、それがどのようにDPZにフィードバックされていくと思いますか?
「されないと思います(笑)。まあ世の中的な事柄っていうことで。実家がつくばなんで、なんとなく嬉しいんですよ」
DPZ的にはどうなると思いますか?
「DPZ的には飛躍しすぎるんじゃないかなと思います」
着地点を見失って訳が分からなくなるという事ですか?

「いや、良い意味で飛躍するのではないかと」
なるほど。一段と飛び出すっていう意味ですね。 斉藤さんご自身はどのような方向性で?
「個人的にはですね、去年会社を辞めて、11月からフリーになったので、仕事が充実すればいいなあと思ってるんですけど。そう思って地元では人脈を広げる活動をしているんですけど。あくまでも個人的な話ですが」
では、DPZ上での斉藤さんにとっての興味の対象や方向性では?
「まだ模索中なんですけど(笑)。今までのコネタは長崎がメインで、長崎を紹介する記事を書いていた訳ですが、1月からは特集を担当するので(コネタと)同じノリでいいのかなとか、ちょっとスタイルを変えた方がいいのかなとか、結構迷っています」


藤井季美さんの未来予想図

まず、世の中的にはどうなると思いますか?
「世の中……、なにが流行るとかそういう話ですか?」
それもそうだし、あとは社会がどうなるかとか。
「ちょっと海外にいたので日本のことは分からないんですけど、日本は便利で素敵だから、このまま突き進んで欲しいですね(笑)」
ではグローバルな視点でみて、世界はどうなると思いますか?
「世界ですか? どうなるんだろうなー。私は私の知ってることしか言えないんですけど、アメリカはそろそろヤバいんじゃないですかね」
割とシリアスなところに着地しましたね。
アメリカ人からみた日本ってどういうイメージなんですか?
「アメリカ人からみた日本は、割とおたくとか変態チックな人達の集まりっていうのが強調されて見えちゃうみたいですね」
じゃあダメじゃないですか!
「ダメっていうか、自分達じゃ思いつかないような不思議なものを一杯開発して発明するイメージで。それで割と趣味とか嗜好がすごい細かく分かれていて、思いもつかないくらい超マニアックな人達っていう認識ですかね。でも、いわゆる文化人とかカルチャーが好きな人たちの中では、日本は想像もつかないくらい色んなものが発展してるから、結構みんな日本のことを好きみたいですよ」
レイ・ブラッドベリなんかは日本をアメリカの州だと思ってるみたいですけど。
「そうそう。日本はアメリカの植民地だと思っている人も多いですよ。概念的に、ですけど。アメリカ人の中には、カナダもアメリカの州だと思っている人が多いですしね」
じゃあ話を戻して、2005年のDPZはどうなるでしょう?
「DPZ的には……、もっと、今みたいなマニアックな読者だけではなくて、普通の読者も増えるといいですね」
そんなにマニアックな感じではないと思いますよ。
「本当? でも例えばうちの親が知っているくらいのレベルになるといいなって」
お茶の間レベルに浸透するといいなってことですね。
「そう。うちの親とか老人で、インターネットとか全然分からないって感じなんだけど、世の中に出遅れない為に一応コンピューターを買ってメールとかもしてるんだけど、そういう世代の人にも“あのサイトいいよね”って言われるくらいのレベルになると本物かなと」
ではそれを実現するに当たって、藤井さんはなにをしていこうと思いますか?
「なんでしょうね? なにをしようかなぁ。それってでも林さんの仕事ですよね?って言っちゃうとおしまいか(笑)」
ご自身としてはどういう方向性でいきたいですか?
「これまでは海外にいたんで海外ネタばかりやってきたから、これからはもうちょっとライターとしてのキャラを確立していきたいですね。私の記事は日本に置き換えるとそんなのみんな知ってるよっていうネタでも、海外だから“そうなんだー”って掴めた訳じゃないですか。今までは、そういうネタで引っ張ってた部分があったので、これからはもうちょっと自分を主軸にした感じで書いていかないといけないんだろうなー、って思っています」
テキストで勝負って感じですか?
「そういう感じにしないといけないんだろうなって自分的に思っています」
それはできそうなんですか?
「うーん、難しいですよねぇ(笑)。例えば林さんは酔っている時とかに“ライターなんてパンツ脱いでるようなものだから”っていうんですけど、私はパンツ脱ぐ気にはならないし」
そりゃそうですよね。まっとうな神経の持ち主なら、パンツなんてできる限り脱ぎたくないですよ。
「だから脱がない感じで、適度に自分のことを隠しつつ」
隠しちゃうんですか? そのバランスで勝負っていうことですかね?
「私はライターを本業としているわけではないのでどこまでちゃんと出来るかなっていうのは不安です。本業のライターだったらそこで張り合うしかないので、パンツも脱いでみたりとか色々すると思うんですよね。でも仕事として参加させてもらってるんで、 中途半端な のはダメだなとは思うんですけど」
じゃあ、イェイ! 全部脱いじゃえ!!みたいな感じですか?
そう。脱げるなら脱いでみようかな、くらいの気持ちで頑張ります。


べつやくれいさんの未来予想図

まず、05年はなにが流行ると思いますか?
「流行モノとかよく分からないんですよね。今年ってなにが流行りました?」
……ギター侍とか? 観たことないので分からないですけど。
「観たことないんですか!?」
僕はテレビを持ってないんですよ。あとは韓流とか流行りましたね。べつやくさんは何が流行って欲しいですか? 『しろねこくん』っていうのはナシですよ。
「あ、ナシですか。ちょっと思ったんですけどね。爆発的に流行して欲しいですけどね」
だってそれはべつやくさん本人の抱負みたいなものじゃないですか。
「なんかでも流行とかも、どんどん細分化してるじゃないですか。それがどんどん進むんじゃないですかね。興味がなければ全然知らないみたいな。ギター侍が流行っていても、テレビを観なかったら全然知らないのと同じように」
じゃあべつやくさん的には、これが流行ってほしいとかっていうのはないんですか?
「別に流行ってもらいたいことなんてないですからねぇ」
そういうこと言われると困ります。じゃあべつやくさんは世の中はどういう風になっていくと思いますか? 梅田さんは政治の右傾化を危惧していましたよ(嘘です)。
「なるほど。でも世界的には結構ギスギスした感じになるんじゃないですかね? それは嫌ですけど、どう考えてもまとまる方向には行かないんじゃないかって感じしますよね。あとは関係ないですがプレステ2が欲しいです」
じゃあ、プレステ2は逆プレゼントということで、読者の方にお願いしておいてください。そんな中で、DPZはどういうスタンスでやっていけば良いんでしょう?
「どうしたらいいんでしょうね? なにしろまだ3ヶ月くらいしかやってないですからね。とりあえず自分的にはネタを頑張って探していこうみたいな」
では、今後はどういうネタをやっていくんですか? 送電線に代表されるようなリリカルな面 と、クレープとかマッサージとかのちょっとおバカな面があると思うんですけど。
「自分の中にテーマがあって、それを追っていくみたいな方がやりたいです」
そのテーマはどういうところにフォーカスを絞っていきたいですか?
「まあ自分の許容範囲というか、自分の興味の持てるモノが、ネタを考えることで増えたらといいですよね」
……ちなみに今もっとも興味のあることは?
「最も興味があること……。(小声で)恋人が欲しいです」
恋人が欲しい!! ではそれをシメの言葉にさせていただきます。
「あとはお金ですかね」
むちゃくちゃ即物的じゃないですかそれ!!
「えげつないですけど、2005年は金と男で。」
かなり現代っ子っぽい発言ですねー。つまりお金持ちの恋人が欲しいってことですか。
「いや、お金は自分で稼ぐので。お金はお金、男は男」
そういう路線で行く感じですか。って、全然まとまってねーッスよ!!
「あははははは」


法師丸さんの未来予想図

まず、世の中はどうなると思いますか?
「難しいですね。引き続き韓流ブームがくると思います。04年はペ・ヨンジュンだけじゃないですか。ピっているの知ってます? だから来年は“プ”や“ポ”が来ます」
確実に思いつきで喋ってますね。
「あとは“パ”とかね。パピプペポって並んで貰いたいですね。ゴレンジャーみたいに。それでみんなキムチを持ってるんですよ」
ポパイみたいにキムチを食べてパワーアップする訳ですね。
ところでDPZはどうなると思いますか?
「そろそろ、そのウェブマスターの林さんが倒れるんじゃないですかね?」
めちゃくちゃリアルですね。
「林さんは本当に大変そうですよ」

林さんは、多分社外の仕事を辞めれば楽になると思うんですよ。あとは請求書とかの事務とか。
僕は林さんにいつも請求書を作ってもらっていますよ。
「そんな、仕事増やしたら可哀想ですよ」
携帯のマンガとかも大変そうですよね。ご自分の05年の抱負などはどうですか?
「……難しいですね。みんなこういう時“頑張ります”とか言うんですか?」

私も言いましたよ(注・これについては後述)
梅田さんはお金が欲しいっていってました。
「ああー。どうだろう。韓流のところで記事を引っ張っておいてもらっていいですか?(笑)」
じゃあ宿題ということで。
「いきなりそんなこと言われてもわからないですからね。じゃあ思いついたら送りますよ(注・その後メールが来ることは無かった)。ところで、なんで大塚さんの食べ物の写 真はあんなに旨そうなんですか?」
気合いで! 一歩前に出て、気合いでふあーって撮って、トリミングの時に彩 度をあげると綺麗に見えますよ。
「なるほど。メンタルな部分で勝負しろってことですね。テクニックはともかく」
いや、そんなことはひとことも言ってないと思いますよ。
「すいません、適当に言ってしまいました。テクニカルな事を言ってましたよね」
すごい言ってましたよ。法師丸さんは全然的はずれな事ばかり言ってますね。

だからトリミングをしてレベル補正をかけて……
「分かった! じゃあトリミングをマスターしたい」
では来年の抱負はトリミングということで……、ってこれじゃまとまらないじゃないですか!!
「言ってないこととか全然追加してもらって構わないですよ。言ったことにしちゃって全然OK」
そういうことを言うなよ!!
「いやあ、ねえ」
ねえじゃないッスよ……。


ということで、ある1名を除いて、頂いたコメントを全て掲載させていただきました。なんだかとてもグダグダな感じが致しますが、これもDPZゆえ。今年もこんなDPZを暖かい目で見守ってくださると幸いです。

それでは、読者の皆様にとってこの一年が良きものになりますよう、心よりの祈りを込めて、筆を置かせて頂きます。

それでは、今年も宜しくお願い致します。

って、後の1名を忘れていましたね。まあこの1名っていうのは林さんなんですが、問題発言ばかりするので別 枠扱いとさせていただきました。
この人の発言は恐らく良識のある大人なら怒り出すと思います。なので、次ページは良識のない大人か、太平洋並に心の広い人しか読まないでください。

また、クリックは各自の責任の元に行ってください。リンク先を読んだことによって起きた不快感などは、DPZでは責任を負えません。よって、一切ノークレームでよろしくお願い致します。

 

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