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特集


ひらめきの月曜日
 
食べ物で夏気分!

確かに揖保の糸が経営
そうめん(冷)お待たせしましたー

夏のお昼ご飯といえば、そうめん

そうめんの超有名メーカー、揖保の糸。そのアンテナショップは冬でもバリバリそうめんで商売している。こちらで夏気分を味わわせていただこう。

メニューを眺めると、ランチメニューには普通のそうめんの他に、焼きそばのそうめんバージョンらしい“焼きそうめん”、中華料理のような“かた焼きそうめん”、“季節のそうめん”(行った日はカニ玉そうめん)なんてのが。ご飯とおかずの定食も色々あるのだが、脇にちゃんとそうめんが付いてくるのがいじらしい。

お、いかんいかん。暖かいメニューにすっかり興味津々になってしまった。そうめんといえば、やっぱりキュっと冷やしてつゆにつけて食べるあれしかないでしょう。

「すいません、そうめん、冷や、ください」
「はーい、少々おまちくださーい」
“冷や”のオーダーはすんなり通過。冬でも食べる人は多いのだろうか? 考えてみれば、ここでの冷たいそうめんは、ソバ屋におけるせいろみたいなものだ。珍しくはないのかもしれない。


氷の上に真っ白な細麺! 夏だ

照明の関係で光りまくるそうめん。そして気分は夏と冬をいったりきたり
今度はあたたかいメニューも食べに来よう

このビジュアルはまさに夏だ。ずるずるずる。確かに夏の味だー!

しかし、興奮もつかの間だった。お店はしゃれたダイニングバーのような雰囲気で、音楽もジャジーでムーディー。夏場、家で扇風機の隣でダラダラ汗をかいて甲子園を観ながら食べる、あのそうめんの雰囲気とは違うのだ。

しかも、このそうめんがやたらと美味しいのである。こんなにコシのあるツルツルしたそうめん、食べたこと無いぞ。そういえば外食でそうめんを食べるのは生まれて初めてかもしれない。

説明書きによると、こちらでは“ひねもの(古品)”とよばれる、そうめんの中でも最も美味しいとされる1年以上寝かせたものを出しているんだそう。どおりで腕に止まった蚊をはたきながら自宅で食べるそうめんとは違う訳だ。

ああ、やっぱりまだ夏気分には程遠い。もともと自宅で食べるものを専門店まで行って食べてしまったのが夏を感じ取れなかった敗因と言えそうだ。

それじゃ、夏にお店で食べるものを食べてみよう。と言えば、あれだ。「はじめました」で有名な冷やし中華! 行ってみましょう!



揖保乃糸「庵」ベルビー赤坂店
  東京都港区赤坂3-1-6
ベルビー赤坂7F
  TEL.03-3588-5076


 

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