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特集


フェティッシュの火曜日
 
イモバンのイモのかわりを考える

正しい作り方ってあったのだろうか

サツマイモを買ってきた。ふかさず包丁を入れてみたが、こんなにこのイモって硬かったっけ、というくらい、包丁が入っていかない。


ギリギリギリ・・・

そして断面。なんか変な液が出ている。ふきとってみたら、すんごいべたべたしていた。イモってこんなんだったっけか!?

判に影響しないかどうか心配だ。


蜜か何かだろうか。面食らう

さて、何を彫るか。漢字は避けたい。ましてや「乙幡」なんて、冒険はしたくない。ここは手堅く、ひらがなで行かせてもらおう。

今年の干支、「とり」と書く。が、左右反対、鏡面印刷じゃないとまずい。

昔書き初めの授業で、「初日の出」の「の」を左右反対に書いてしまった男子がいた。小学校3年頃のことだった。3年生として、それはちょっとまずいんじゃないかと思ったが、顔を近づけて熱中して書くとそういうことにもなりかねないのかもしれない。

なので、ここは慎重に、お手本を見ながら彫っていく。


なんか簡単すぎやしないか
必ず裏にしないと

すごく簡単な字で恐縮なので、字が凸部になるように彫る。太い線で、さくさく進む。何かを彫るのは久しぶりなので楽しい。図工の楽しさ再発見だ。


小学校的な作業

できた

しかし、断面を見てみると、硬いものに包丁を入れた影響で、少々でこぼこしている。これではまずい。まっすぐに、平らにならさないと。

今後、もしまたイモを使ってハンコを作るときが人生のうちにやってきたら、そのときはスライサーを使おう、と誓った。


平面度70%ってとこだろうか(適当に言ってる)

じゃ!墨をつけて、押してみましょうか!


ぎゅうー
見事にできてない

平面度の低さが、まさに命「とり」になったようでございます・・・。


その後も残って練習

他、にんじんと、例のしょうがでも作ってみる。この辺は王道なので、問題ないと思われるがどうか。


こりゃいい。
やりやすいことこのうえない。
しょうが。繊維の1本1本にくまなく染みてる。
飛び出た繊維がアーティスティック。

 

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