「ためしてガッテン」という番組がある。 素朴な疑問を実験で解決したりする、NHKの生活お役立ち情報番組なのだが、この番組が好きでたまらない。NHKに遊びに行った時、展示してあるガッテンボタンを連打し、ひとり悦に入ったことがあるくらいだ。
私もなにか、ちょっとした実験をして「ガッテン!」とボタンを叩きたい。ボタンが無理なら膝でもいい。
そんな気持ちでホウレン草を茹で、大根と肉を煮てみました。というわけで、唐突に実験は始まります。
(高瀬 克子)
青菜は茹でたら水にさらすべきか
どの料理本を見ても「青菜を茹でる時は塩を入れたお湯で。茹であがったら水にさらせ」と書いてあるが本当だろうか。
だいたい、アクってのがよくわからない。いまネットで調べてみたら、こんなことが書いてあった。
「アクを抜かないと渋みや苦味が残ったり、野菜が変色してしまいます」
なるほど大変だ。でもこれはあくまで実験。 アクがいかに悪い物かを証明するためにも、わざと塩を入れないお湯で茹でることにした。もちろん水にもさらしません。
で、その結果がコチラ。
あれえ? もっとインパクトのある写真が撮れるかと思っていたのに、見た目がまったく同じだ。変色するんじゃなかったのか?
まぁ問題は味だよな、と食べてみたのですが。 …えーと、歯触りといい味といい、なんら変わ…ら…な…い。…ええ?
えー、ガッテン!と膝を打つために上げた手の下ろし場所に困ったまま、次の実験に移ります。