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特集


土曜ワイド工場
 
長崎バスツアー

長崎は坂が多いので有名だが、長崎のバスは、細く曲がりくねった坂道でもガンガン突き進む。

その突き進みっぷりを楽しむバスツアー。
参加者はもちろん私一人。
観光名所は廻りません。

200円くらいで、けっこう楽しめました。

(Text by T・斎藤

曲がれる?


うちの近所からスタート

まずはうちの近所からスタート。
バスは大通り沿いを走っているのが普通だが、たまにクイッと曲がって細い路地に突入するやつがある。今回はそれが狙い目。いつもなら、まっすぐ駅に向ってほしい時にそういうバスにあたると、
「ちっ!ハズレに乗ったか。」
と思うところだが、今回は逆にそれがアタリ目。
狙いすましたように「いつものハズレ」に乗る。


大通りをクイッと曲がって細い路地へと進むバス

大通りを外れたバスは、ありえない感じの道へと進む。
八百屋が車道ギリギリにまで野菜を出しており、バスが踏みそうになる。



こういうマイナー路線を行くバスのきわどい感じを満喫しようというのが、今回のバスツアーの概要です。


道はどんどん細くなる。
そしてこのカーブ。
道幅が細い上にRがけっこうきつい。
私がバスの運転手だったらどんどん不安な気持ちになっているかも。

運転免許を持ってないかたにはピンとこないかもしれないので一応解説すると…

内輪差の図。前輪と後輪とで通る軌跡に差がある。

4輪車には「内輪差」というものがあり、前輪と後輪で通る軌跡が違う。このため、車は90度直角には曲がることができない。特にバスのような大型車になると内輪差も大きく、道幅が狭い急なカーブは厳しい。

…が、バスは猛然と急カーブに突っ込む。


カーブを無事通過。徐々に、
バスが通るには場違いでは?という領域に近づいていく。

ここで信号待ち

ここで信号待ち。
ここから先は一方通行になる。一方通行だが、信号によって一方通行の向きが変わる。こういうの工事中の道路でたまにみかけられるが、ここでは常時そうである。


バス停で待ってる人。写真では物凄い田舎に見えるが、
これでも市街地からバスで10分くらいの場所である。

バスは一方通行ゾーンへ

信号が青になり、バスは一方通行ゾーンへと進む。
一方通行だけに、ここから先の道幅はほんと狭い。
バスが通る道幅じゃないと思う。


この場違い感、伝わってるだろうか?


 

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