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特集


ひらめきの月曜日
 
自分の会話リスニング

強力な歌唱力のボーカルリストを発見

最後に偶然レコーディングしていたファーストフードでの注文のやりとりを。


レコーディング、スタート

タイトル:メキシカンスプレモください (food.mp3)

「おまたせしました、こちらでお召し上がりですか?」
「はーい」
「はいっ」
「えーと、メキシカンスプレモー、ドリンクセット」

これ

「はい、お飲物お伺いいたします」
「えーと、ホットコーヒー」
「はい、その他ご注文はよろしいでしょうか」
「あ、はい、結構です」
「ありがとうございます。750円になります」
「はーい」

「はいっ、お会計させていただきます1050円、おあずかりいたします」
「これ、結構です(コーヒーのミルクと砂糖返す)」
「はいっかしこまりましたー」
「300円のおかえしになります」「はいっ」
「あい」

「よいしょ(お金しまう)」

「少々お待ち下さいませー」
「はーい」

考察
店員さん、書き言葉のような喋りぶりである。すごい。やりとりも自然と言葉が重ならない。これはもはや、会話ではなく、何かあらかじめ用意されたセリフを読んでいる芝居のような感じだ。


現実の世界と、ドラマなんかの世界は別だと思っていたのだが、こうしてみるとファーストフードの注文はかなりドラマティックだ。

それにしてもこの店員さん、会話MP3界におけるプロミュージシャンである。この店員さんのプライベートの会話も聴いてみたい。実家でスキヤキするときなんかはどんな感じなんだろう。普通なのかな。普通なんだろうなあ。

一口に“自分の会話リスニング”! といっても、いろんなシーンや、いろんな関係性によって喋り方もまるで変わってくる。店員さんと、家族と、友達と、録音した会話を聴くといろんな自分がいるのを再確認だ。

喋り言葉を文字化するのは面白かった。それに、なにより買ったICレコーダーが早速活躍したのが嬉しい限りです。

実家では中2の弟の頭をバリカンで刈るシーンがあったのでレコーダーを回したが、母も弟もも必要事項意外終始無言だった。ちぇ


 

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