１通目

それでは、さっそく代筆に入ろう。
まずは一発目、田村 さん（女性）より

とのことだ。それでは早速代筆に移ってみよう。

新年度、明けましておめでとうございます。昨年度の決算はいかがでしたか？　今年度が更なる飛躍の一年になるよう、心より願っています。私も一部上場できるよう頑張ります

こんな感じで良いでしょう。ほら、社会人って４月から新年度だし。貰った方も「決算」「一部上場」というキイワードに思考停止し、なんとなく受け入れてくれること間違いなし！！

２通目

さて、次にいってみよう。
高橋さんより

なるほど。想いを伝えたいけど今の関係を壊すのは恐い。そんなセンシティブな想いがこの依頼文からもにじみ出ているネ！！　この場合、“「好き！」って言葉にはしていないんだけどそれとなく伝わる風”な文章がよさそうだ。仕事がデキる男性は忙殺されている可能性が高いため、身体をいたわるような文面にして、それとなく好意を伝えることにしよう。こういうケースの場合、いきなりボディブローを狙うよりも細かいジャブを連打する方が効果的でもある。ということで、とりあえずランチのお誘いから始めてみよう。

こんな感じでいかがだろうか？ ら抜き言葉や少し崩した日本語（「しちゃいました」等）であどけなさを演出し、かつ「心配している」と母性を前面に打ち出した内容となっている。また、メールの最後を改まった口調にすることで、高橋さん自身の心の揺れを表現してある。これでうまくランチに誘い出せたら、後は高橋さんの頑張り次第だ。健闘を祈ってます。

さて、つぎいってみよう。