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特集


ロマンの木曜日
 
メキシコ人は隙間が苦手らしい

ちょっと用事があってメキシコに行ってきた。用事はすぐに片付いてしまったのだが、それ以外の予定は全く立てていなかった。ずっとホテルの中でテレビを見ているのも何なので、1日だけ現地のガイドさんにメキシコシティ周辺を案内してもらう事にした。

最初に美術館に連れて行ってもらい調度品などを鑑賞していると、ガイドさんから興味深い言葉を聞いた。

「メキシコ人って隙間恐怖症だと思うんですよ」

えっ?隙間?
以前、デイリーポータル上で隙間を検証した(「隙間を探す」)僕としては聞き捨てならない発言だ。是非、検証しましょう。

という事で、メキシコ人は本当に隙間が苦手なのか。考察させていただきます。

(text by 住正徳



メキシコ人は隙間恐怖症?

現地ガイドのチバさんという女性が最初に案内してくれたのは、ドローレス・オルメド・パティニョという名前の美術館だった。大富豪ドローレス夫人の私邸を解放して、フリーダ・カーロとその旦那ディエゴ・リベラの作品を公開している。二人の作品の他にも、ディエゴ・リベラが趣味で集めたという調度品も沢山展示されていて、それを鑑賞していた時に「メキシコ人は隙間恐怖症」とチバさんが発言した。

「カテドラル(教会)の壁面を見ても、本当に隙間なく模様が刻まれてるんです。メキシコバロック様式って言うんですが、ほら」


メキシコバロック様式の教会

本当だ。まったく隙間なく模様が刻まれている。

でしょ。現代の人たちにもこの気質が残っている様に私は思うんです。お店の陳列とか、飾り付けのやり方とか、それ以外でもとにかくメキシコ人は隙間が苦手だ、と。

メキシコシティに住んで10年になるチバさんは、その事を確信しているという。


フリーダ・カーロの肖像画

そういえば、フリーダ・カーロの肖像画って全部眉毛が繋がってますね。
これも眉毛と眉毛の隙間が嫌だからでしょうか?


眉毛と眉毛の間に隙間がない

いや、それは違うと思いますけど。

ちょっと町中を案内しますから、観察してみてください。
という訳で、チバさんと僕はメキシコシティの町中を歩いた。


メキシコシティ市街地にて 建物と建物が密接している
隙間がない こっちも隙間がない

確かに、どの建物も隣りの建物との間に隙間がなく、ピッタリとくっついている。

メキシコシティには約2000万人もの人たちが住んでいて、世界一人口の多い都市だと言われている。隙間なく建物が並んでいるのはその過密ぶりが影響しているだけなのではないか?

今ひとつメキシコ人の隙間恐怖症にピンと来ないまま、チバさんの案内で旧市街地にあるマーケットへ向かった。


人であふれるマーケット

3大きなマーケット周辺には露店も沢山出ていて、平日だというのに凄い人ごみだった。

人の隙間を縫いながら市場に入って行く。
そして、まずは入り口付近にあった鞄屋さんのディスプレイに目がいった。



 

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