押忍! コネタ道場の石原です!
道場主として門下生に日々厳しい稽古をつけている僕ですが、じっさいどれだけの実力があるのか皆さんも正直気になるところでしょう。
そこで今回は他の道場との対外試合企画。リアル格闘技系は勝負前から結果が見えているので(肋骨もまだ痛いし)パス。どこかにいい相手はいないかと探したところ、いましたよ! その名も将棋道場! はやる心(と痛む肋骨)をおさえつつ、いざ対決の場所へ!
(text by 石原 浩樹)
対決相手は金髪のボスキャラ!
将棋道場は東京・千駄ヶ谷の将棋会館の中にあります。勇んで果たし状(血文字)を送りつけたところ、対決を受けてくれたのはなんとプロ棋士。いきなりボスキャラ登場ですか!
2005年3月某日、将棋会館の前には気を落ちつかせるために深呼吸をしすぎて過呼吸状態の道場主と、撮影担当の林さんの姿が。
対決相手の名は橋本崇載(たかのり)五段・22歳。通称ハッシー。知る人ぞ知る“金髪棋士”ですよ。マジメな風貌の人が多い棋士の中で、その独特なファッションとヘアスタイルは否が応でも目立つため、対局写真のコラージュがネット上に出回るほど。
押忍! 相手にとって不足なし!
そもそも「プロ棋士」とは!?
プロ棋士になるには、まず「奨励会」という養成機関に入会します。これには現役棋士の推薦状と筆記・実技試験への合格が入会条件で、下は小学生から上は20代後半までが在籍。
6級からスタートして、その後定例会の対局で好成績を上げ続ければ三段に。さらにリーグ戦を勝ち抜いた年間4名だけが四段に昇格、ここで初めてプロ棋士と認められるとのこと。
いま現役棋士は約150人。プロ野球の1軍登録選手が約330人、今年度の東大入学者数が約3000人だから、これ相当に狭き門ですよ!