デイリーポータルZロゴ
このサイトについて

特集


土曜ワイド工場
 
検証・ネコの多い町

以下、ガンガン見ていきたいと思う。

神社にて


のんびり寝てるやつを発見

とろ〜ん

ふあ〜

お寺にて


縁側でぬくぬくしてるやつを発見

近づいたら逃げの構え

コラム私とネコ:その1
「洗面台にされる」

大学生の頃、宿舎でネコを飼っていことがある。
独り暮らしだったので、外出する時にはネコを外に出す。家の中にネコのトイレは用意してなかった。ネコはトイレに行きたくなると「出してくれ」という仕草をするので外に出し、用を済ますとちゃんとまた戻ってくる。

が、ある日うっかりネコを出さずに出かけてしまった。
半日ほど家に閉じ込められたネコは、外にトイレに出られず、迷いに迷った末にどこで用を足したかというと…。洗面台だった。当時うちの洗面台は詰まっており、ほのかに異臭が漂っていた。ネコはそこが一番トイレっぽいと判断したのだろう。小だけでなく、大までした。

(以下、どんどん汚い話になっていきます)

黄色い水に茶色い固形物がプカプカ浮かんだ洗面台を見た私は、
「 早く詰まっているのを治せばよかった…」
と激しく後悔した。ずっと放置していたのだ。この後始末は凄惨極まりないものとなった。小便+うんちを取り除き、洗面台の下のパイプを調べると、ガムのカスやら麻雀の点棒やらメチャクチャなものがいっぱい出て来た。面倒な仕事を延ばし延ばしにしていると事態は思わぬ方向に悪化してしまう、ということをこの時学んだ。




あちらこちらで

ネコ探しが、だんだん波に乗ってきた。
道を歩けばネコに会う。


さわれなかった
さわりに行かなかった
さわれなかった
さわれた (写真をクリック)
さわれなかった
さわれなかった
さわりに行けなかった
さわれた (写真をクリック)

ここまでの状況

発見したネコ:28
さわらせてくれたネコ:9




コラム私とネコ:その2
「ネコの出産」

アパートでネコが出産したこともあった。
「なんか最近おなか大きいなぁ。」
と思っていたら、ある日、布団が血で濡れていた。
驚いて見ると、すでに2匹ほど布団の上で産んでいた。
「あっあっ!!ここで産むな!」
と、慌てて母猫と産まれたての子猫2匹を家の前に放り出した。(この行動、今思うとかなり酷かったと思う。が、私に限らず若い男の出産に対する理解なんて、案外そんなものかもしれない。)

その後、母猫はどうしたかというと、家の前に積んであったゴミの山の中に子猫を隠し、どこかにいなくなってしまった。

そして2時間が経過。
その間、私は置き去りにされた子猫が心配になり、家の中にダンボールの箱を用意して入れ
「どうしよう〜…」
とオロオロしていた。

すると突然、夜中の12時頃、母猫が帰って来た。
母猫は帰って来るとすぐ子猫に乳を与え始めた。
が、一段落するとまた外に出て行ってしまった。
「おいおい、どこに行くんだ?」
と、その不思議な行動に困惑していると、30分ほどして再び母親が戻ってきた。しかも、口に子猫を一匹くわえて!

どうやら、出産の途中で私に追い出された母猫は、その続きをどこか(第2の隠れ家)で産んでいたらしい。しばらくするとまた外に出て行って、30分くらいしたらもう一匹口にくわえて戻ってきた。それを計3回繰り返し、子猫は合計5匹になった。

これにはものすごく感動してしまった。
メシ食ってただゴロゴロ寝てるだけだと思っていたネコに、こんな叡智が備わっていたとは。誰からも教わってないのに、こんな行動がとれる。本能というやつの凄さを思い知らされた。

その後、母猫は5匹の子猫をうちで育てた。が、途中で一番元気が良かったやつと、一番元気が無いやつの2匹が死んでしまった。一番元気がいいやつは、母猫のおっぱいを爪で引っ掻くので母猫が乳をやるのを嫌がるようになってしまったのだ。残りの3匹は順調に大きくなり、ひとり立ちした。



 

▲トップに戻る 特集記事いちらんへ
 
 



個人情報保護ポリシー
© DailyPortalZ Inc. All Rights Reserved.