デイリーポータルZロゴ
このサイトについて

特集


ちしきの金曜日
 
多摩川をひたすら歩く、35,000歩

大使橋。多摩川の中で、徒歩で渡れるもっとも海側の橋です
レンガ造りの防波堤を発見

歩いています。

しらす丼でおなかがいっぱいになったのでさっそく川の流れに逆らい歩き出すことにした。一向に変化のないように見える多摩川だが、歩いていると微妙な雰囲気の違いを感じることができる。たとえばレンガ造りの防波堤がある場所は古い建物や町工場が多く、この場所には昔から人がすんでいた事がわかる。
4000歩、5000歩。順調に増えていく歩数。大使橋という橋を越えたあたりからは、ハイキングコースのようになっていて歩きやすかった。おばさんがママチャリで買い物に走り、学生がスポーツをし、老人が散歩をする。金八先生のオープニングに代表されるほのぼの川原になってきた。

川を歩いているとランドマークというか、目印は橋になる。あの大きな橋に着いたら休もう、というように。多摩川も荒川も、川に立派な橋がたくさんかかっていて、この橋ひとつひとつが東京という街を助けているのだなー、と思う。見方を変えれば東京は二つの大河にはさまれた孤島という見方もできなくはない。送電線を見てそう思った。


だんだんと牧歌的な雰囲気に。
送電線。もし川を越える電線がなかったら東京は停電してるんだろうなー。

本を読む人、体操する人、みんな思い思いの楽しみ方をしている。
読書を楽しむ人、スポーツを楽しむ人。川といえば、やはり好きなことがおもいおもいにできるスポットである。ここでは少し変わったことをしていようが、誰もいい意味で無視してくれる。そういえば当サイトでも事あるごとに川が利用されるが、これは川のほとりは基本的に誰かに見られるでもなくほっといてくれるからです。公園だったら、ちょっと変わったことをしているとチラチラ見られる。その点川はどんな人でも包み込む包容力がある。
なんというか、電車にたとえるとドア付近端っこの四隅のような、消極的な安心感が川にはある。

まだまだ、ひたすら歩くぜ。

 

サッカーをする子供V.S.野球をする子供。


サッカーを練習する少年たち。
キャッチボールをする親子。

川原で子供が楽しむスポーツトップ2といえば野球かサッカーだ。今はサッカー人気が強いかと思いきや、野球をする子供もやはり多い。
ものすごく細かい話だが、川原で野球をする子供の数とサッカーをする子供の数。どちらが多いかひまなので数えてみた。

結果は 

サッカー 60人強
野球(キャッチボール含む)

35人ぐらい。

一見、サッカーのほうが人気があるのかと思いきやサッカーは団体で練習している傾向が強い。対する野球は少人数でプレイしてたり、親子でキャッチボールをするなど少人数で楽しんでいる人をちょこちょこ見かけるので、目につくのは野球のほうでした。
さて、ミニトリビアを終え、再び歩きます。


ずいぶん歩いた気がするのに、まだ7キロしか歩いてないのか?
しかし万歩計はついに1万歩を越えました。


< もどる ▽この特集のトップへ つぎへ >
 

▲トップに戻る 特集記事いちらんへ
 
 



個人情報保護ポリシー
© DailyPortalZ Inc. All Rights Reserved.