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特集


土曜ワイド工場
 
長崎トイレマップ

林さんのかつての作品「東京トイレマップ」は読んで面白いだけでなく、社会の役に立つホームページだと思う。
それで考えたのだが「長崎版トイレマップ」を作ったら、長崎に観光で来る人にとって意外とありがたいものになるんではないか?
そう思い企画を考えていたところ
「すごくトイレに詳しい、トイレ大好きな人が長崎にいますよ。トイレの本を作ったり。」
という情報をキャッチした。
世の中にはいろいろな人がいるものである。

ということで、さっそくお会いして、一緒に長崎のトイレ巡りをさせていただいた。

(Text by T・斎藤

異国情緒あふれる長崎

竹中さん
名刺の肩書きにも


トイレ大好きな人

そのかたとは、長崎でコピーライターをされている竹中晴美さん。実はお会いするのは今回で3度目なのだが、この日も会うやいなやトイレトークが炸裂。とにかくすごくトイレに熱心なかただ。

終わりよければすべて良し、って言うでしょ?だから身体から一番最後に出てくるうんちの終着地点、つまりトイレは大事にしたいんです。

待ち合わせ場所のファミレスで、いきなりこんなトーク。

竹中さんの名刺には、
「トイレ文化アドバイザー」
という肩書きが書かれている。

ああ、これ?好きだから自分で勝手につけてるだけですけどね。

と、とにかくトイレへの愛情が並じゃない。トイレチェックはライフワーク、とも言われていた。

今回は、このかたと一緒に長崎のトイレ巡りをしてみたいと思う。

まずは面白いところから

最初は、馬町交差点にある公衆トイレ。
ここはコネタにでもしようかと思い以前から目をつけていたトイレだ。なにしろすごく変わっている。


トイレに立っている私

それはまるで、エレベーターのような景観。
「行きたい階のボタンを押してください」
という感じだが、そうではなく、これはトイレだ。

個人的にはスタートレックに出てくる転送装置に見えてしょうがない。ボタンを押したらエンタープライズ号の中に転送されないか、と妙な期待感を抱く。


なにがどうなってるんだ?

一見したところトイレらしいものは何もなく、あるのはおよそ公衆トイレらしからぬコントロールパネルのみ。

1)ドアー閉
2)便座
3)ドアー開

とあるが、便座ボタンって何だ?
ドアボタンがあるがドアはない。

押すとどうなる?

上から何か来る?
地下に潜る?

不安感いっぱいに1番の「ドアー閉」ボタンを押すとこうなった。↓


使用中

半円形のドアがスライドして、シールドされた。

中の世界はこうなっていた。↓


ドアがスライドし、便器登場

扉の向こうから便器がその姿を現した。
かっこ良すぎて爆笑。

さらに2番の「便座」ボタンを押すと、壁から便座がスライドして登場。


便座が壁から出てくる

だめだ…。
面白すぎて、こんなトイレでは私はふんばれない。

戦慄の自動ドア

さらにこのトイレ、カギをかけないと15分後に自動的にドアが開く仕組みになっている。もし、万が一カギをかけないまま用を足していると、途中の状態でさらし者にされてしうまう?

想像すると大変不安な気持ちになると同時に、試してみたいような衝動にも駆られる。危険な自動ドアだ。

裏はわりと普通

この斬新なトイレは要するに車椅子でも入れる多目的トイレである。裏に回ると下の写真のような、いわゆる公衆トイレっぽい形をしており、普通の便器も用意されている。


反対側より。冬はこの前におでんの屋台が現れる。


臭いなどをチェックする竹中さん
すさんだ感じの小物置き。
そのうち便器に落ちてきそう。
バッグ掛けというよりトラップ


チェックポイント1:におい

私がひたすらメカ的な部分に喜んでいるのとは違い、竹中さんは実用面を厳しくチェックしている。

竹中さんが気になったというのはまず「におい」。東京トイレマップに登場するような、息が詰まるほどのレベルではないものの、たしかに必ず個室に篭らなければならない女性にとって、僅かでも臭いは切実な問題だ。
臭いは、よほどまめに清掃をしないと壁などに染み付いていくという。

チェックポイント2:バッグ掛け

竹中さんはまた、バッグ掛けや小物置きなども入念にチェックしていた。

男性はそうでもないけど、女性は必ずバッグとか買い物袋とかを持ってるでしょ?そういうのを置く場所が無かったり、あっても使いにくい場所だと安心してトイレに行くことができないのよ。

私も昔、異様に小さいフックにムリヤリかばんと上着をかけてうんこをしていたところ、途中ではずれて落ちてきてパニックになったことがある。

こんなちょっとしたパーツくらい、しっかりしたものを取り付けてほしいものだ。

 

 

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