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特集


はっけんの水曜日
 
紫外線に気をつけろ

他の地域に先んじて見事に梅雨明けした沖縄では、これからの季節、紫外線がなにかと話題に上る。新聞やテレビの天気予報を見るとたいてい紫外線情報のコーナーがあるのだ。そんなに騒ぐほどのものなのか、紫外線。小さい頃「死骸線」だと思っていた筆者が調べてみました

安藤 昌教

イメージ。

紫外線とは

紫外線とは太陽光の一種だ。一口に紫外線といっても光の波長の違いによってUV-A、UV-B、UV-Cと3種類に分類できるらしい。中でもUV-Cはとっておきに体に悪いが、大気にさえぎられ地表にはほとんど到達しない。主に地表付近で観測される紫外線はUV-AとUV-Bなのだ。これらの紫外線を浴びると日焼けをする。かなり大雑把な理解だが、紫外線とはだいたいそういうことらしい。

だけどAとかBとか、実際に見えないものに名前をつけて分類してもよくわからなくないか。

 

届いたのはこんなカードでした。

測定器は高価でした

目に見えない紫外線を目に見える形で評価したい。そう思い紫外線の測定器をあちらこちらで探してみた。だけどどれもべらぼうに高い。平気でバイクとか買えそうな金額する。あるサイトで1万円という機械を発見したのだけど、資料を取り寄せると本体が20万円くらいしていた。1万円というのはパソコンとの接続キットの値段だったのだ。到底買えない。そんな中、有力な情報を二つ入手した。

・愛地球博の会場で簡易型のものを売っているらしい(UV-MONIという機械。三井・東芝館にて)
・カード型のものもあるらしい

このためだけに万博に行くのもおもしろいかと思ったが、面倒なので後者のカード型のものを注文した。万博に行く予定のある方は、ぜひ会場で測定装置を買ってみてください。

980円。

注文して約1週間。届いたカードはカナダ製だった。表記された説明文を意訳すると。

・20秒間日光にさらしてください
・メーターが紫色に変わったら下のスケールと比較して
・紫外線の強さがわかるよ
・あとUVAとUVBから保護する商品のテストもできます
・日を遮って色が出なければその商品は保護効果あり、ということ

下のメーターが紫外線の強さの目安。右上にある窓がUVAとUVBに反応して色が変わる部分で、手持ちの紫外線対策用品の機能チェックに使えるらしい。わかりやすい。これを持って紫外線を見つけに行ってきました。

 

子供が遊ぶ公園は安全か。

紫外線、溢れていました

測定カードを持って紫外線を探しに行こう、と外へ出たのだけど、玄関を出た瞬間にカードのメーターに反応が出た。

しかもびんびんに。

自転車に乗って近所の公園や海を回ったのだけど、カードは常に反応しっぱなしだった。目に見えないだけで僕らの周りには紫外線が溢れていたのだ。

出てますね(スケールが紫に変わっている)。
ちょっと日陰に入ると弱くなります。
海でももちろんびんびん。
自転車で移動中も紫外線浴びまくり。

 

終始反応しっぱなしでした。

本気で対策を考えなくては

それにしてもこんなに浴びてていいのかしら、と思うくらいに紫外線カードは常に反応を示していた。これは本気でなんとか防ぐ方法を考えなくてはならないだろう。



 

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