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土曜ワイド工場
 
“駅前”の既成概念を打ち砕く

駅前、というと
「一等地」「便利」「商用地区」
といったイメージを抱くと思う、普通。
人がたくさん集まるところ。ビジネスも盛ん。

が、駅前だからといって安易にそんなイメージを抱くのは大いなる油断である。

(Text by T・斎藤

サブタイトルは「長崎各駅停車の旅」です


“駅前”の既成概念

「駅前」とか「駅周辺」という言葉から、どんなイメージを連想するだろうか?

・店が多い、商店街がある
・賑わってる
・便利
・地価・家賃が高い
・駅ビル

もちろん、田舎に行けばこの限りではないし、私鉄になるとだいぶ様子が違ってくることはわかっている。

が、
・JRの駅で
・主要な駅からそう遠くないところ
という条件なら、だいたい上記のイメージ通りではないかと思っていた。少なくとも関東(茨城・千葉・東京)に30年近く住んでいた私が“駅前”に抱くイメージとはそういうものだった。

井の中の蛙だった。

ところが、それは間違いだったことに
つい最近、ここ長崎で気付かされたのである。

ではこれより、順を追って見ていきたい。

●長崎駅

まずは長崎駅。


JR長崎駅

いわずと知れた、長崎県の県庁所在地
長崎市に君臨する駅である。


いわゆる最近の駅っぽいイメージ

駅の横には駅ビルが隣接。緑の窓口もあるし、オーロラビジョンもある。お土産屋や、ファミレスなどもある。
まさしく私のイメージする「駅」のイメージどおりだ。
なんの違和感もない。


駅周辺

駅周辺はこんな感じ。
ここ だけ見るとなかなかの都会っぷりだ。

次に行きたい。

●浦上駅

次は浦上駅。長崎駅は一番端、まさに最果ての地にあるので、自動的に次はここに来る。浦上はあの原爆が投下されたところである。


浦上駅

周辺の様子

だいぶ規模は小さくなったし駅ビルなどもないが、しかし充分私の駅に対するイメージに合致する。違和感は全く無い。長崎駅の次の駅として、妥当なところではないだろうか。

ここまでは普通だ

ここから先、経路が二手に分かれる。


二手に分かれる

「ワンマン列車」というのも気になるところだが、それについては後ほど触れるとして。

長与(ながよ)方面と現川(うつつがわ)方面とに分かれるのだが、どっちに行っても(私にとって)衝撃的な駅が登場する。まだ長崎駅から出発してたった2つめなのに…。

順番に見て行きたい。
まずは西浦上駅から。




 

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