台風一過の多摩川へ
そして翌日。予報通り台風は北上し、関東地方はすっかり晴れた。 フェーン現象の影響でうだる様に暑いが、雨降りよりはこっちの方がずっといい。
天気には恵まれたが、夕べからずっと気がかりだった川の増水具合はどうだろうか?
普段見る多摩川とは随分様子が違う。水は濁り、流れが急だ。 用意しておいた物干竿で深さを測ってみるが、流れが強く竿を持っていかれそうになる。
この状態の川に入るのは非常に危険だ。しかし、ここで諦めたら企画が終わってしまうので、とりあえず土手で筏を組み立てる事にした。
組み立てている間に川の流れがおさまるかもしれない。
あっさりと出来上がってしまった。30分程度しか経っていない。
川の流れを見てみるが、もちろんこんな短時間でおさまるはずもなく、むしろ風が出てきた分、流れが加速している様にも見える。
とりあえず水辺まで行ってみよう。 スタッフと2人で筏を担ぎ、降りて行く。
意外と大丈夫かもしれないし。