部屋に泊まる、その前に
ヒューマンカロリメーター内部のちょっと独自の個室っぷりに驚かされたが、すぐにここへ入室するわけではない。
まずは、今回の測定をもとに研究をしてられる田中茂穂先生に測定の概要をお聞きした。
こちらでは肥満や生活習慣病の予防や治療をするにあたって、エネルギー消費量を知ることは非常に重要と考えこの研究をしているのだそう。ダイエット目的で情報が知りたくて気軽に参加した私もそう聞いて気がひきしまる。
そもそも、エネルギーの消費量を確かめるのは非常に非常にそりゃもう難しいのだそうだ。確かに普通に考えても、どの程度体がエネルギーを消費しているのか、それをどうやって数字にして表せばいいのか検討もつかない。
測定のしくみとは
例の部屋、ヒューマンカロリメーターはそんな難しい日常のエネルギー消費量をかなり高精度で測定できるそうだ。
室内の酸素濃度、二酸化炭素濃度を正確に測れるようになっており、室内の人間がどれだけ酸素を消費し、二酸化炭素を産生しているかでエネルギーの消費量をはじきだす。
だいたい酸素1リットルの消費で約5キロカロリーが消費されているそうだ。しかも、その際の二酸化炭素の産生量とのバランスで、なんと、そのカロリー源が脂肪なのか、糖なのか、たんぱく質なのかまで分かるらしい。
よく「脂肪を燃やす」なんていうが、つまり、どんな運動、またタイミングで脂肪が燃えるかもこの装置を使えば分かるわけである。すごい!
いつになく固めの文が続いておりますが、それだけ古賀がマジで感動しているということを感じていただければ幸いです。
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