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特集


はっけんの水曜日
 
真夏の!黒糖工場見学

どう見ても甘そうには見えない。

早速見学させていただきます

工場の前には収穫されたサトウキビがうずたかく積まれていた。すでに葉っぱがむしってあるのではじめて見る人はこれが黒糖の原料になるとは思わないだろう。


新城さん。

本日工場見学のエスコートをしてくれる新城さんはアロハがよく似合うはつらつとした方だった。たぶん黒糖で夏を乗り切っているサイドの人だろう。あやかりたい。よろしくお願いします。

 

内部は確かに工場でした

工場内部に入ると外でも匂っていた黒糖の甘い香りがさらに濃くなる。天井の高いとんがり屋根の建物は、この濃い匂いを含んだ蒸気が充満するのを防ぐためなのかもしれない。

サトウキビを搾る作業をちょっとだけやらせてもらった。回転するローラーの中にサトウキビを入れていくとバリバリバリッとすごい音を立てながらつぶれて吸い込まれていく。絞られた汁は下のタンクに溜まり、絞りかすは機械の後ろから出てくる仕組みだ。


こうっすか、これでいいんすか。
こちら本職。腰の入り方が違います。

サトウキビの切り口はこんな感じ。かじってみると確かに甘いです。
絞る前のサトウキビをかじると、ほのかに青臭いえぐみの混じった甘さが鼻の奥につんと広がった。精製された白砂糖はこの中から甘みだけを分離したものなのだ。それに比べ絞り汁をそのまま煮詰めて作る黒糖には野生のミネラル分が多く含まれている。ワイルドを自負する男はコーヒーとかにも黒糖を入れよう。


 

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