絶叫マシンで叫ぼう やってきたのは東京ドームシティ。LaQua内にある「サンダードルフィン」に乗る。このマシンの絶叫度の高さはほうぼうでリサーチ済みだ。 ぎゃーーーーーー!!!!! 乗っている人の絶叫が聞こえる。これなら私も心おきなく思いっきり絶叫できそうだ。が……。 こわい。 叫びたいという一心で、絶叫マシン=おそろしいということを私はすっかり忘れていた。このサンダードルフィンは約80mの高さから約80度でレールを滑り降りるそうだ。見上げればレールを高速で駆け抜けるコースターは滑るというか、むしろ「落ち」てる。ヒザ、がくがくである。 それでもすでに2カ所で叫び損ねている手前、そろそろ大声の一つもあげたい。このあふれる恐怖を写真や音声でリアルにお伝えすることができればそれも一興と意を決して列に並んだのだが……。 カメラ、マイク持ち込み禁止 きゃあきゃあ怖がって沸き合う人々を横目に一人順番を待っている間、ショッキングな事実が判明した。 なんと乗車中に落下物があると大変危険であるということで、手荷物はもちろんポケットの中にゴミ一つ入れてはいけないという決りがあったのだ。カメラもレコーダーもましてや騒音計など持ち込むことはできない。 がーん。もう乗る意味ないんじゃない?! ショックで列を離れようかと躊躇している間に順番が回ってきてしまった。腹、まだくくれてません! |