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特集


はっけんの水曜日
 
手のひら見せて

すごく落ち込んでる時だったと思う。
男の子の友だちに「きみもいいところがあるんだし…」となぐさめられ「んああああああいいところなんかあるかなあ、あったら見つけて誉めてくれよ! なんでもいいから誉めてえええ!」とつっかかったことがあった。
彼は「んー……手がきれい!」と言った。
て……手え?
私は爪を伸ばすのが嫌いなので、いっつも短くしてる。ケアもほとんどしないから、ガサガサに荒れてたりする。ボールペンやサインペンで汚れてることもしょちゅうだ。
だから、ものすごく意外な部位を誉められてドキドキした。

考えてみると人の手なんて、よっぽど仲良くないと見ない。それこそピロートーク時などに「わあ、こんな指の形してるんだあ!」なんて言える間柄じゃないと見ない(あ、手相占いは除外)。

彼とは本当に普通に友だちだったので、手を取り合って眺め合ったことなど、もちろんなかった。だから「なんで手なんかに注目してくれたんだろ?」とナゾに思うのと同時に、妙に嬉しかった。本当に嬉しかった。「手がきれい」って、ものすごくステキな褒め言葉だと思った。
その日は眠る前、意味がすり切れるまで頭の中で「手がきれい」「手がきれい」とリピートして堪能した。ちょっと元気がでた。

それ以降、他人の手も気になるようになった。
DJがレコードを扱う手先、鍵盤をひく指、パソコンのキイボードを叩く両手。よく女の子が「男性の手ってセクシー!」って言うのがサッパリ分からなかったのだけれども、最近ちょっと分かってきた。

手って……ヤバいわ。

そんなわけで今回、たくさんの方の「手のひら」をひたすら撮ってみました。ふふふ。

(text by 大塚 幸代

 

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