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特集


ひらめきの月曜日
 
ふやけ麺を堪能する

温めなおす

先ほど、私のテンションを低くさせた麺に、熱を加えてみることにした。考えてみれば、いくらカップラーメンでも、ふやけた麺を冷たいまま食べなければならないルールなどない。ならば、温めるまでだ。


すっかり麺が茶色くなってます

まずは「赤いきつね」を火にかける。汁気がだいぶ減ってはいるが、加熱する分には問題ないだろう。

グツグツと煮えるうどん。プーンと香るカツオだし。いま、生まれ変わった第二の「赤いきつね」が完成しようとしている。

どんぶりに入れ替え、食べてみた。…うまい。麺がワンタンのようにフワフワでツルツルだ。

匂いは、とても美味しそう
でろでろの麺が素晴らしくウマイ

いや、思った以上にうまい。これが「ふやけ」の真骨頂だ、というくらいにうまい。

続いて「とんこつラーメン」も温めてみよう。


グツグツ
見た目は悪いですが

ああ、こちらも大変いい出来となった。ふやけ好きにはたまらない、ぶっつり切れる麺と、とんこつのスープ。

お店で「麺の硬さは?」と聞かれて「ふやけ」と答えたら、たぶん怒られるだろう。これは店で食べようと思っても、食べられるものではない。ふやけ+とんこつスープの新しい世界。私は好きです。

硬い麺も好きですよ

今回、カップに限っていろいろとふやけさせてみたが、一晩経った普通のうどんも好きだ。箸で持ち上げると、麺の重みでブチッと切れる、カドの取れたうどん。たまらない。

でも、エッジの効いた、コシのあるうどんも好きだ。ラーメンだって、店では「かためで」と答えるくらい硬い麺も好きなのだ。麺は、硬くても柔らかくても、どっちもうまい。

普段は硬めが好きだという方も、たまには「ふやけ」を食べてみると違った味の世界が広がりますよ。ふやけ、おすすめです。


 

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