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特集


ひらめきの月曜日
 
浜松は餃子の街だった

「強子」と書いて「ぎょうざ」と読みます
「むつぎく」は、駅の近くの歓楽街の中ほどにありました

餃子三昧

まずは、駅から少し離れたところにある「強子のきよ」へと向かった。ここはものすごい人気の店らしい。

店に着いたのは5時15分だったが、店内はすでに満席だった。あれほど時間を持て余していたのだ、並んで開店を待つべきだったかもしれないが、もう遅い。

どうしても諦められず「また来ます(今日中に)」と言い置いて、再び駅前へと戻る。次に向かったのは、こちらも人気の店らしい「むつぎく」だ。

調べてみると、ここの店と先ほど満席だった店が浜松での2大勢力らしく、人気も2つに分かれるという。

かろうじて、こちらの店には入ることが出来た。さっそく餃子を注文する。

餃子の消費量が全国1〜2位を争うという浜松の方に人気の餃子とは、いったいどんな物なんだろうか。


とりあえず「中」(12ケ)をセレクト
それにしても、今日だけでビールを何本飲んだことか

 

ついに対面、浜松餃子。皮が非常にカリッとしてるのがお分かりでしょうか

 

箸がめり込むほど柔らかい皮
箸が透けて見えるほど薄い皮
総動員で包んでます

ここの餃子は、タレを付けなくてもウマイというので、まずは何も付けずにひとくち。……な、なんだこりゃ。思わずIさんと目を見合わせる。

「ウマイッ!」

こんな餃子、今まで食べたことがない。驚いた。ビックリした。なんだ、このウマさは。これホントに餃子か?

とにかく皮がものすごく薄い。今まで、餃子の美味しさの何割かは、モチモチとした厚い皮にあると思っていたのだが、その概念が見事に覆された。

そして具がまたスゴイ。キャベツの甘みがこれでもか!と主張していて、サッパリしているのにコクがある。

Iさんは「これだけで浜松に来た甲斐があった」と語り、しきりに「なぜ特大(20ケ) を頼まなかったのか」と後悔している。

その気持ちが痛いほど分かる。確かにサッパリしている分、いくらでも入りそうな餃子だ。

お店の方に聞いたところ、ちゃんと豚肉が入っているらしいが、いい意味で、それが感じられない不思議な味だった。

うまいうまいと感激して食べている間にも、店にはお客さんが続々と入って来る。だが店内では食べず、持ち帰り用に包んでもらう人がとても多い。それもまとめて何十個と買っていく。

なるほど、餃子消費量日本一というのは、こういう所で支えられているのかと思った。

さぁ、そろそろ次の店へ移ろう。


 

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