気象観測機器たち
左の写真の、銀色の筒みたいなところの中に温度計が入っている。
温度計や湿度計というと、小学校の中庭などに設置してあった白い百葉箱を連想してしまうのだけど、最新式の観測機器はそんな箱の中には入っていないのだった。
「明治時代に気象観測を始めた当初は百葉箱を使っていましたが、現在ではもちろん使われていません。」
なるほど、それはそうですよね。ちなみに、百葉箱の持つ、直射日光を避けるひさしとしての機能は、銀色の筒でセンサー部分を覆い、ファンで筒の中の空気を入れ換えることによって実現されているらしい。
そして左は雨の降った量をはかる雨量計。
筒の中にたまった水の深さを単純に測っているのかと思いきや、さにあらず。雨が0.5mm溜まるごとに、まるでししおどしのように中のますが左右に倒れ、その回数を測るというデジタルな仕組みになっているらしい。
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