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特集


ちしきの金曜日
 
 
ひまわり5号にさよならを
ひまわり5号は今どこに

ひまわり5号が引退した、というニュースを聞いた。夏ごろの話になる。

ひまわりといえば、天気予報でよく見る雲画像を送ってきてくれる人工衛星だ。それが引退して、新たにひまわり6号が使われるようになるという。

なんのことはない。たんに人工衛星が世代交代するという技術的な話。

でもそのニュースをきいたとき、なぜだかぼくは、くらい宇宙のなかを一人ぼっちで死んでいくひまわり5号の姿を想像して、少しさみしくなってしまった。

引退したひまわり5号はこれからどうなるんだろう。
よく聞くように、大気圏に落ちこんで燃えてしまうんだろうか?

だとしたら、せめてその前に一目その姿をみたい。そして今までありがとうと言いたい。

(text by 三土たつお


この空のどこかにいるはず。でもどうやって見る?

そもそも人工衛星を見られるのか

とはいえ、人工衛星なんてどうやって見たらいいんだろう。双眼鏡で見えるんだろうか。

調べたところ、ひまわりは大気圏に落ちてしまうことはないものの、地表からとても遠いところにあり、望遠鏡でないと見ることができないらしい。

それに、いまの5号は空をふらふらと動いているため、軌道をただしく計算してやらないと、どこにいるのかを知ることもできないとのこと。

しかしそう言われたところで、望遠鏡も持ってないし、軌道の計算なんてできるはずがない。

調べはじめたばかりなのに、いきなり壁にぶちあたってしまった。

 

専門家に頼るのです

ひまわり5号を一人でみるのは難しそうだ。ここはやはり詳しい方にアドバイスを頂くことにしよう。

調べたところ、岡山県の倉敷科学センターというところに、人工衛星の観測で有名な三島さんという天文技師の方がいらっしゃるとのこと。同サイト内にも、三島さんの撮影された人工衛星や彗星などの画像がいろいろと掲載されている。

なんとかして三島さんにご協力をいただけないか・・と連絡をしたところ、なんとびっくり、OKを頂けたばかりか、「そういうことなら科学センターの天文台で一緒に探しましょう」とまでおっしゃって下さった。

それは願ってもないことです。ぜひお伺いします!

 

いざ倉敷へ

というわけで、すぐにでも倉敷に行きたかったのだけど、三島さんの計算によれば、ひまわり5号の当時(8月ごろ)の位置は日本からみて地球の裏側にあたり、見ることができなかったらしい。

再び観測できるようになる10月下旬が来るのを待って、いよいよ倉敷にお伺いした。


ひまわりが見られるとあれば倉敷など近いもの。新幹線で東京から岡山まで移動し、
そこからはJR山陽本線を使う。写真は倉敷科学センターの屋上にある天文台、右下が三島さんです。

倉敷科学センターで、三島さんが出迎えてくださった。右上の写真の天文台が今回の観測の舞台だ。

天文台の望遠鏡で星をのぞくのは始めてなので、すごくわくわくする。はたしてどんなふうに見えるんだろうか。


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