デイリーポータルZロゴ
検索天気地図路線このサイトについてランダム表示ランダム表示
アット・ニフティロゴ

特集


ちしきの金曜日
 
沖縄コネタアイランド実地調査

 パンがでかかったり道に肉が落ちていたりする南の島・沖縄。

 いや、そんな特徴だけではないだろうが、デイリーポータルZの現地在住ライター、安藤さんのレポートを読んでいるとついそんな風に思えてくる。私にとってはいつもかなり意外な角度から切り込んでくる島だ。

 普通の観光スポットとしても十分楽しそうである上に、そんな魅力も兼ね備えた沖縄。自分も行ってみたい。パンのでかさを目の当たりにしたい。

 これまでの沖縄レポートを自分の目で確かめつつ、新たなコネタも発掘すべく行ってきました。

(text by 小野 法師丸

●テーマのある魚屋のテーマを確かめる

 これまでの安藤さんのレポートでさまざまな沖縄の様子を見せてもらってきたが、その勢いとメッセージ性にグッと来たのが「テーマをもってしまった魚屋さん」の回。

 これまでの取材では「胃袋もビックリ」や「お魚は0歳から!!」といったアグレッシブなテーマが掲げられているのを見てきたが、このテーマはときどき変わるらしい。それ以降どんな展開を見せているのか、確かめてみたい。


お、営業中のようだぞ。テーマは…
声に出して読みたい日本語

 来訪時のテーマは「ハットしてグゥー!」。なんと言うか、これまで記事で読んできたものは商品である魚に関連していたと思うのだが、ずいぶん抽象度が高くなった気がする。

 アップしているのは抽象度だけではなく、勢いという要素もそうかもしれない。「ハッと」ではなく「ハット」、「グー!」ではなく「グゥー!」というあたりも気になるところだが、そんな瑣末なことなど吹き飛ばすような勢いのあるテーマだと思う。


商品もこれで300円という勢い

 この店の目玉は8カンで300円というにぎり寿司。1皿100円の回転寿司よりも高いコストパフォーマンス。もちろん味もハットしてグゥーだ。

 店の人の話によると、テーマは店主さんのひらめきによって不定期で変わるらしい。以前掲げた「宝くじで借金返済」というテーマはかなり好評だったとの話もしてくださった。

 「ハットしてグゥー!」と比べてかなり具体的。魚とはまたかけ離れた気もするが、それ以上の生命力のようなものすら感じる。

 

●食べ物系もさまざまな角度から充実

 のっけからかなりいいパンチをもらった感じのする沖縄の旅。意外性で切り込んでくるだけでなく、普通においしそうな食べ物もたくさんあった。例えば「国境を越えたコロッケが市役所で売られている」がそうだろうか。



 先の記事では移動販売の様子がレポートされていたが、直売のお店もあるブラジルコロッケ専門店・コシンヤさん。この日も丸くてかわいらしいコロッケがいっぱい並んでいた。

 いくつか種類があるのでどれにしようか迷っていると、「ブラジル帰りですか?」とお店の人が声をかけてくれた。「いや、そういうわけでは…」と歯切れの悪い返事をして、申し訳ない気持ちにもなった。

 もちろん味はハットしてグゥー。味の表現はなんでもこれでいけてしまいそうな気がするくらいに感化されている自分がいる。


自分の目で見られて満足


 「パンがでかい」というシンプルなタイトルの回で紹介されていた巨大フランスパンも確認。写真だとどうしても縮尺がわかりにくいが、添えられている普通の大きさのフランスパンと比べていただけるとわかるとその異常さがおわかりいただけるかと思う。

 確かに「パンがでかい」としか言いようがない。それ以上の言葉は、でかいパンの前では虚飾に過ぎない。そこまでしなくてもという勢いが見る者に感動を与えるパンだ。

 

●自由さについていくのが大変

 沖縄の自由さを感じさせられたのが「壁画探訪」の回。この回の現場ではないが、通りかかった海近くの壁にはやはりさまざまな絵が描かれていた。


メッセージ性に富むものものあれば
モリマンもある

 仕上げ具合も個性もいろいろに違う壁画たち。ただ、ペンキのたれたモリマンを見ていると、人の心を動かすのは完成度だけではないのだなとも思わされる。南の島で最近見てないな、と思い出すモリマン。

 地味な事柄ながら個人的に衝撃度が高かったのが「道に肉が落ちている」の回。「パンがでかい」と同様、タイトルがシンプルな回は言っていることが単純なだけに、ちょっと待て、という感が強い。


うーん、残念ながら
確認できず

 滞在中、かなり注意して道端を見ていたつもりなのだが、今回の取材では確認することができなかった。肉と間違えて犬のフンに駆け寄ってしまったこともあった。

 くやしい。道の肉はそんなにカジュアルなものではないのか。

 ただ、現地でお会いした安藤さんにこの話をすると、「道の肉?ああ、そこらにありますよね」と当たり前な感じの反応。先の記事では道に肉が落ちているという事実にかなり驚いていた安藤さんだったが、すっかり沖縄の常識に染められている。肉は人を変えるのだと思う。



 

▲トップに戻る 特集記事いちらんへ
 
 



アット・ニフティトップページへアット・ニフティ会員に登録 個人情報保護ポリシー
©2012 NIFTY Corporation