僕は重装備
僕はというと恥ずかしいぐらいの重装備である。しばれフェスティバルのために買ったダウン。あたまにつける懐中電灯。真っ暗でも撮影できるナイトショット機能つきのカメラ。遭難したとき用のスニッカーズ。高尾山とはいえ冬山である。どんなに準備をしてもしすぎということはない。
と思ったら登山道は街灯と自動販売機の明かりでやたらと明るい。なぜか車もときどき走っている。酒屋さんのトラックも走っていた。荷台にビールが満載だった。あれはうちにも来るカクヤスではないのか? 帰りのケーブルカーに乗り損ねた観光客が「あははは」なんて談笑している。
こんなところにあたまにライトをつけた探検気分の男がひとり。ザ・場違い。
くやしいので自動販売機でレディボーデンを買おうかと思ったがやめておいた。
(余裕があるのはここまでで、これからどんどん辛くなってゆきます。このページだけ読んで山に登らないでくださいね。)
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