デイリーポータルZロゴ
このサイトについて

特集


ロマンの木曜日
 
裸眼会(らがんかい)

進化を遂げる裸眼会のメンバー

会が1時間以上経過すると、メンバーたちは裸眼でも見える様な工夫を始めた。そうでもしないと、虚像に向かって話しかけている様に思えてしまうという。


お互いを 写メで撮り合って
至近距離で顔を確認 あっ、正真正銘の臼井さんだ!

パスネットの穴を利用して
箸袋だって使える
良く見えるって素晴らしい
簡易メガネ

更に、井上さんがパスネットを使って裸眼をカバーしようと試みる。小さな穴から覗くと、裸眼とは思えないほど視界がクリアになるという。

全員がパスネットの穴を試し、その効力に驚いている。

「わぁー、本当だ!」
「凄い、良く見える」

林さんは箸袋にシャーペンで小さな穴を開け、そこから覗く。

「おお、これも良く見える!」

この1時間、自分たちがどれほど見えてなかったのか、2ミリほどの穴によって思い知らされている様だった。

「ほら、あそこの絵、梅だったんですよ」
箸袋メガネで壁にかかっていた絵を見上げる井上さんと臼井さん。実際は桜だったのだが、そのあたりのディテールはこの際問題ではない。花の絵が描かれている事実を知る事が出来ただけで十分だ。

「こうすれば、手で持ってなくていいですし」
両面テープで箸袋メガネを額に固定する臼井さん。

「それがあれば、メガネいらないじゃないですか!」
と僕が言うと、

「そんな訳ないじゃないですか!馬鹿にしないで下さい!」
と怒られてしまった。

そうですよね、ちゃんとしたメガネも必要ですよね。

 

挑戦は続く

「裸眼は1時間が限界ですね」
誰からともなく本音がこぼれた。いつも以上に色々な物を見ようとする事で、普段使わない筋肉をフル稼働してしまうらしい。首から背中にかけて、本当に疲れてしまった様だった。

「どうでしょうか、裸眼への挑戦はここまでって事で、メガネをかけて下さい」
僕とべつやくさんから裸眼会に提案すると、メンバーもそれを素直に受け入れ、メガネをかけた。

やっぱりこれが落ち着くね

こうして裸眼会のメンバーたちの挑戦が終わった。裸眼で飲み会という人生初めての経験を終え、彼らは何を思ったのか?

「今度は裸眼でカラオケとか、裸眼でボウリングとか、挑戦しましょう」

最後まで裸眼で攻める姿勢を忘れていなかった。

改めてメニューを確認するメガネ男子2名


 

▲トップに戻る 特集記事いちらんへ
 
 



個人情報保護ポリシー
© DailyPortalZ Inc. All Rights Reserved.