「それにしても
あなたミクシィばっかりやってますよね」

「そんなことないよ〜（笑）」

「いつ見ても『最終ログイン５分以内』じゃないですか」

「そんなにやってないよ〜（笑）」

「そのキャラなんかムカツクからやめろ」

「申し訳ない。
いや厳密には
表示的には『最終ログイン５分以内』
ではあるが
より実際のところは
『最終ログイン１分以内』なのである」

「あぁそうですか
誇らしげですね」

「コメントとかメッセージとか
マイミクリクエストとかがあると
私はチョー嬉しいのである」

「あそうですか」

「でミクシィにおける仲間達である
　そのマイミクシィのことを
　私は
　ミクシィオブマイン
　と呼んでいるのである」

「…なんか
かっこよく言ってはいるけど、
それってただの
英語の所有格とかの書き換え問題
じゃないですか」

「Don't say anything about it.
それを言ってはならない」

「あ、そう」

「そして
僕のミクシィオブマインは
先日ついに１０００人に達したのである」

「１０００人！！
確かにそれはすごい数ですねぇ〜
ってあなた絶対
そんなに友達いないじゃないですか」

「その通り。
ミクシィオブマイン１０００人の中でも
実際の現実界の知人は
２０人ほどしかいないのである」

「少なっ！！
そうですか。
もうあなた
ヴァーチャル一直線じゃないですか」

「！！
な、なんてことをっ！！！
いくらキミでも
言っていいことと悪いことがあるぞ！！！

でもそれは
言っていいことである」

「そうですか。
ていうか
そんなミクシィばっかりやってて
あんた他にやることないんですか」

「ない」