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特集


土曜ワイド工場
 
“爆弾”と名付けられたたべものたち

隊長! このお店が爆弾を隠し持っている模様です。爆弾処理班、今から調査に向かいます!
『魚介ばくだん』、『ばくだん盛合わせ』、『七十単大ばくだん』……ばくだんずくし

ふたつめの爆弾はとんかつ

ふたつめはお店の名前が「ばくだん亭」だ。ばくだん亭は池袋と原宿、若者の街にちょっと大人な、上品な雰囲気で店を出している。池袋店の入口はなんだかパブみたいな店構えだった。しかし、店の名前はばくだん。

それにしても『もち豚とんかつ』という牧歌的な言葉のひびきと、ばくだんという言葉のひびきのギャップがすごい。

このお店の爆弾はかなり手強い

お店の名前もばくだんだが、メニューもばくだんづくし。『ばくだん盛合わせ』や『魚介ばくだん』といったなかなか思い切ったネーミングのメニューが続く。『魚介ばくだん』なんて、料理屋以外の場所で聞いたら兵器の俗語みたいですね。いやはや恐ろしい。

僕はその中から『ばくだん各種』のばくだんを注文。『ばくだん各種』は、さすがに東急ハンズにも売ってないだろう。

ばくだん、ごはんセットと組み合わせて1830円。なかなかいい値段だ。果たしてどんなとんかつが運ばれてくるのだろう。

 


ばくだん

確かに厚みのあるとんかつなのだが、何をもってばくだんなのだろう?


肉の層が幾重にも組み合わさっている、いわゆるミルカツだ。うまいよ
3種類のタレで味わう。僕的には右端のおろしポン酢タレがヒットでした。

ごはんがうまい

もち豚とんかつは、さっぱりしていて甘みがあるのが特長だそうです。

いわゆる定食屋的なとんかつとは一線を画すかなり上品な味だ。「味噌だれ」、「秘伝ソース」「ポン酢だれ」の3種類のたれで食べるのだが、個人的にはポン酢だれがヒットだった。ばくだん料理を食べ過ぎておなかが張っている僕にはさっぱり味が一番気分にあったようです。うまい。

うまいものを食べるとごはんが食べたくなる。貧困な発想かもしれないが日本人なのでしかたない。無人島に流されるとして何かひとつだけ持って行けるとしたら、というのはよくある例え話しだが、その無人島でうまい魚が釣れるとしたら、僕はありったけの米とカップみそ汁を持って行きます。

それにしてもなぜばくだん?

お店のかたに聞いてみた。

「うーん、見た目が少し丸っこいからじゃないですかねー」

分かったような分からないような理由である。しかし、うまいからよしとした。


・ばくだん亭の「ばくだん」の正体

もち豚とんかつを使ったトンカツ

・なぜ“ばくだん”と名付けられたのか

1.通常のとんかつに比べ、やや丸っぽいから。

ばくだん亭 池袋店
豊島区池袋2-8-2



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