アスファルトでタイムトライアル
かつて「猛ダッシュ」は、私の日常だったように思う。
陸上部だったから、だけではない。
ほかにも
・登校途中の地下鉄までの猛ダッシュ
・駅から校門までの疾走
・学食の席取り
・グランドの常連、露出狂の男を追う
・校内で生活指導の先生から逃げまわる
など、実用的なトレーニングライフを送っていた。
死活問題でもあったため、おかげで足は速くなった。
あれから20年。
旋風を巻き起こすと言われた私の俊足は健在だろうか。
そして、「腹で走る」と言われていた同部員、伊藤さんの突進力は衰えていないか。
たしかめるために、路上タイムトライアルに繰りだすことにした。
記録は目的ではないが、猛ダッシュの目安にはなるだろう。 |