最近、友人が「糠風呂」にハマっているらしく、せっせと施設のある店舗に通っているという。「温まった米糠の中に全身を埋めると、大量に汗が出る。新陳代謝も良くなるし、痩せるらしいよ」
おお。それは魅力的だ。是非行ってみたい。しかし忙しくて行くヒマがない。そこで考えた。
糠って、精米する時に出るアレですよね。だったら、その糠風呂とやら、自宅でも出来るんじゃないのか?っていうか、それって糠漬け? 人間糠漬け?
全身は無理でも、足だけでいい。細くなりたい。 そんな思いで、やってみました。
(高瀬 克子)
まずは糠を入手
近所に米屋がないので、どうやったら大量の糠を手に入れられるか悩んでいたところ、実家が米屋という知り合いに「糠なんか、いくらでもあげるよ」と言われた。
訪れたのが夜(閉店後)だったので、まるでドロボウが撮ったような写真になってしまったが、こちらの望んだ5キロの糠を用意しておいてくれた。ありがたい。
しかし「5キロ」と気軽に書いたが、実際にそれを目にしてギョッとした。同じ5キロの米の倍はあろうか、という量なのだ。
とにかく、これだけあれば十分だ。
問題は、これをどうやって米糠風呂にすればいいかということだ。ネットで調べてみたところ、
・米糠と酵素を混ぜる ・すると発酵して温度が70度くらいに上がる
とあった。もっと複雑な工程が必要なのかもしれないが、詳しい作り方など誰も載せていない。でも、とりあえず「酵素」が必要なことは分かった。よし、やるぞ。
酵素を入手
薬局で粉末の酵素を買ってきた。そういえばこの「大高酵素」、健康オタクの父が飲んでいたので名前だけは知っていたが、まさか自分も買うハメになろうとは。
「これを糠に混ぜれば温度が上がるのか」と考えると、とても不思議だ。そしてワクワクする。
では、さっそく混ぜてみよう。
混ぜた直後の温度を測ったところ、26度だった。これが徐々に発酵して高温になっていくんだな?
とにかく未知の世界のことなので、不安な気持ちが強いぶん、楽しみな気持ちも強い。
さて、どうなりますか。