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保冷バッグにタコを詰めて、いざ外へ |
女優・星野知子さんの旅行エッセイを読んでいたら、こんな記述があった。場所はギリシャのとある漁港である。
「おじさんが堤防にタコを何度も叩きつけていた。そうすることで肉が柔らかくなるそうだ。おじさんが焼いたタコは、とても柔らかく美味しかった」
おお、なんとダイナミック。日本でも「大根でタコを叩くと柔らかくなる」などと言われるが、文明発祥の地では、そういう荒々しい手段を取っていたのか。
タコ好きなだけに、おいしく食べる方法があるなら是非とも試したい。しかもギリシャ方式は道具も不要ときた。これは試さない手はないだろう。
(高瀬 克子)
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