最初にそのおじさんの前を通った時は、でたらめにギターをかき鳴らしながら、「もしもし亀よ亀さんよ♪」とこの部分だけを歌っていました。
なので、ちょっとヤバイ人かなとも思いました。
で、1時間程ののちに、そのおじさんの所に戻ってきてみると、ちょっと様子が違っていました。
相変わらずギターをでたらめにかき鳴らしてるのは、変わらないのですが、歌ってる歌が、「ちんちんなみなみ〜♪」ってのに変わってました。
脈絡とかないですから、その後に何も続かないし。
でも、なぜか、みんな大爆笑。
ちんちんが、アノちんちんだとすると・・・、えっ小学生レベル?とビックリしました。
段々と興に乗ってきたのか、それともいつも通りなのか、道行く人全員に「マザー○ァッカー」と、一級品のスラングを浴びせるようになりました、男女の区別なく。
英語圏の人には冗談でも絶対言っちゃいけない言葉だと思っていたのに、なぜかそれで皆とフレンドリーです。
みんな、「ヘ〜イ、ジミー」とか、「マザー○ァッカー、ジミー」とか言って、ハイタッチや抱擁をして、ジミーの前にお金を置いていきます。
お互いにマザー○ァッカーと言い合いながら、抱擁を交わすというなんとも奇妙なシーンが見れるのは、もしかしたらこの場所だけかもしれません。
皆様が皆様お金を置いていくわけじゃないけど、「ヘ〜イ、ジミー」とか声を必ずかけていきます、ガイズもレディースも。
コレはただ者ではないと思い、ちょっと話しを聞いてみることに。
「俺は世界中の友達ジミーだ」と、とても大きく自己紹介をしてくれました。
対して、大きなことを言うことができない僕は、自分は東京から来た旅人である、ということだけを告げました。
そしたら 、なぜか説教モードに。
「汗水垂らして働いて、ご両親に恩返ししてやれ、俺は若い時そうやってきてから言えるんだ・・・」と。
確かに、言ってることは正しいのですが、お説教の最中でも、アメリカンが通るたびに、その人等に向かって「マザー○ァッカー」の連呼ですから、イマイチ説得力がないというか・・・・・・、苦笑いをすることしかできませんでした。 |