からあげは大きくならない
いくつになってもおかずの数を数えてしまう。
居酒屋でからあげが出てくるとひとり何個かを計算してしまうし、「あれは大きいから2個ぶんだな」とか脳内ルールを決めがちである。大人なのでそんなことで文句を言う人はいないのに。男兄弟のなかで育ったトラウマである。
しかしエイムズの部屋があればそんなトラウマから解放されるのではないか。大きさが可変になるのだ。
からあげが大きくならない。おかしい。
顔に箱をくっつけて「からあげが大きくならない」と言ってるお前がいちばんおかしい、と思わないわけではないが、本稿はそういうことをテーマにしているのではない。錯視だ。
からあげが大きいんですね
からあげが窓よりも大きかったのが原因のようだ。窓との対比で大きさが変わるのでからあげが大胆に大きいと錯覚しにくいのだ。
しかしこれはこれでOKだ。大きいからあげ、OK。ヤザワ、イエスOK。みんな蒲田に来たときはキッチンハートのからあげを買うといいよ。380円ででかいのが5つ入ってる。ニンニク味が遠慮なくついていてうまい。
なんだこの記事は、蒲田食べ歩きか。
じゃあ、次はイモでもたべようかな
ポテトは大きくなる
ポテトは窓よりも細いからあっさりと大きくなった。下の写真は左右とも同じポテトである。一瞬のうちにポテト増量セールである。
もちろん大きくなったと勘違いしているだけだ。そう分かっていても目の前でポテトが大きくなるのは感動である。脳の神経を自らの意志でコントロールするなんてマトリックスのようだ(見たことないけど)。
見た目が大きければちょっと食べても満足するかもしれない。これは新しいダイエット法ではないだろうか。錯覚ダイエット。やせたい人は顔のまえに箱をくっつけろという話である。カモンジョイナス。
あらあらこんな大きなポテトなら1本でおなかいっぱいだわ
どうせ気のせいだ
食べものに限らず、ものの大きさが大事な場面は多い。iPodは小さい方がいいし、テレビは大きい方がいい。しかしその大きさの感覚もこんな箱ひとつであっさりとだまされてしまうのだ。
ならば最新型の大きなテレビを買うかわりに、小さいテレビをエイムズの部屋に置くのもありかもしれない。
ないか。
片目で見るだけで大きさの感覚って変わるよ