■自分の感性を信じて本を決める
今回は、市内でも規模の大きなお店を選んで行ってみた。
古本屋に着くなり、散開する3人。
購入は早い者勝ちなので、ライバルより先に良い本を見つけなければならない。
「小説でいくか!?」
「雑誌でいくか!?」
「実用書でいくか!?」
予想以上に105円の本が多かったので、種類の豊富さにとにかく迷う。
「わりと本好き」と言っている私でも、ふだんは古本屋の隅々まで見回っているわけではなく、自分の好きな小説の棚を探すくらい。
「何か価値のある本はないか!?」という視点で店内を探しまわるというのはまた新鮮で、いつもなら手に取らないような本にまで手が伸びる。
しばらくすると、各自が「勝負に出す本」以外に「個人的に欲しい本」まで手にしている始末。
ああ、やっぱり本屋さんは楽しいなあー。
しかも今回は1冊105円である。
新書なら1000円を越す本でも、105円。
そう思うと自然とサイフのヒモが緩む。 |