次も中華風
続いて向かったのは、新宿の京王地下モールにある「謝朋殿」という店だ。ここはチェーン店のようで、新宿以外にもあちこちに出店しているらしい。
お粥のベースは、さっきと同じように中華風。しかしチェーン店ということもあってか、なにやら店構えが妙に小綺麗だ。
──なんかキレイなお店ですねぇ。 「女子ウケしそうですよ」
1軒目とは全く違う雰囲気に「お粥の専門店といってもいろいろあるんだなぁ」という感想を抱きながら、さっそく入店。
狭い店内は、見事なまでに女性しかいなかった。たまに入店してくる男性といえば、彼女に連れられてきたカップルの片割れか、胃腸がお疲れ気味の年輩の男性のみ。
他は、ほとんど買い物帰りにフラリと立ち寄ったと思しき女性一人客である。すごい。ここは女の園ですわ。
ここでも私たちは生ビールを飲みながら、お粥が来るのを待った。
とてもキレイな店内は、お客さんの入れ替わりも激しくついキョロキョロと周囲を見回してしまう。まったくもって落ち着きゼロ。子どもか。
ちなみにお粥が来るまでにビールを飲んでる客は私たちだけだった。
そうこうしているうちに、あっというまにお粥が供される。早い! スピーディー!
さっきもお粥を食べたばかりだというのに、するするとお腹に入っていく。さすがお粥だ。消化が早すぎる。
というか、お腹がいっぱいだという意識がまったくない。お粥だけで満腹感を得るには一体どれくらい食べればいいのだろう。
大塚さんに「そっち、おいしい?」と聞きながら味見させてもらったり、味見させたりしているうちに、2人ともあっけなく完食。
ラーメン屋のハシゴは苦しそうだが、お粥の場合は苦しくない。むしろちょうどいい。さあ、続いて3軒目へ!…とも思ったが、さすがにこの日はこれにて終了。日を改めることにした。