■鯛ノ浦は実はわりと鯵ノ浦
日蓮が生まれた時、蓮華ヶ淵で鯛が跳ねまくって祝福したのだそうだ。そんな伝説の真偽はともかく、鯛ノ浦と呼ばれる海域には多くの鯛が生息している。
通常、鯛は100m程度の深い海に棲んでいるのらしいが、ここでは水深15m程度の浅い海に住み着いている。普通の鯛とはやや習性が違うと言われている。
ただ、まぁ、数百年にわたって餌付けしたらそりゃ習性がちょっと変わってもおかしくないだろって気もする。継続は力なりなのだ。
乗り場は誕生寺のすぐ横。大人の乗船料金は800円。観光案内所で割引券を貰えるので是非割引で乗った方が良い。
船はさっき紹介した蓮華ヶ淵、大弁天小弁天の辺りを周回し、鯛を集めるためのエサを撒く。すると遊覧船の周りに鯛が沢山集まってくる、という事になっている。
だが、ここ数年、僕が乗った時にはアジしか集まってきていない。水温の関係もあるそうなので、きっと僕が乗った時期が悪かったのだろうが、個人的にはすっかり鯵ノ浦である。
鯵しか見られなかった時のガッカリ感を軽減するためにも割引券は必須なのだ。 |