小腹が減ったので、神社の門前町で、「ねぎ焼き」を食べる。ねぎは今、大分で力を入れている農作物なんだそうで、新鮮なねぎを使ってお好み焼きのようにして食べる。
そこで爽やかな店員さんと話をした。「ホントかどうか分からないですけどね、昔アメリカ政府から宇佐市に名前について苦情が出たんですよ。でも宇佐市長は「うちのほうが歴史が長いんだ」と反論して黙らせたんだそうですよ」。事前にネットで同じ話を見た。USA市民は皆が知っている「とっておきの話」なのかもしれない。
その店員さんに、「アメリカ人が冷やかしでこないんですか?」と聞いてみると「それはないですねー」とのこと。じゃあ、アメリカ大統領選挙で小浜市みたいに盛り上がっているとか。「それもないですねー。でも韓国人は多いんですよ。別府温泉とか湯布院とか行くついでに寄るようですね」
そう話すうちにも、店の前を韓国人旅行客が通り、ねぎ焼きを買っていく。店員さんは韓国語が話せるわけではないが、食べ物に言葉はいらない。日本人と同じ接客で、韓国人と普通に接していた。 |