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角がなければ
動物園をぐるっと見て回るとすべてのタイプの角を見ることが出来る。この動物園には角のないコアラとかももちろんいるのだが、これだけ角のことばかり見ていると角のない動物には興奮できなくなってしまう。
おそらくこの動物園の表のヒーローはコアラなのだろうが、僕は結局コアラ舎にすら入らなかった。そんなひまがあるのなら、もう一度オオツノヒツジが見たいと思った。 |
だってコアラには角がないから。 |
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ロバにも。 |
猿にも角がないから。 |
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ゾウの牙は角じゃないよ、という掲示。 |
園内にはいたるところに角情報がちりばめられていた。 |
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角に見えてくる
園を後にすると燃えさかっていた角欲が確固たる角知識へと変化したことを実感する。
角知識が自分の中で一般化すると、角でないものまで角に見えてきてしまうから不思議だ。例えばこの桜の木、角でいうと枝分かれしている特徴からシカ型に分類できるぞ、とか。 |
お、シカ型。 |
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これは一見キリン型の角だが、皮膚(樹皮)がそのまま突起して角になっていることから、正確にはサイ型に分類すべきだ、とか。
明らかに見える景色が変わってきている。 |
キリン型?いや正確にはサイ型か。 |
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とってはどうだ
枝分かれせず、生え替わらない角はウシ型の特徴だ。オスにもメスにも角がある。 |
これは誰が見たってウシ型でしょう。 |
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自転車のハンドルは
すこし生え方が特殊だが、枝分かれしない、オスにもメスにも角がある、そして一年で生え替わらないところからするとやはりウシ型といえそうだ。 |
難しいがウシ型と言ってしまってよいのでは。 |
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ならカラーコーンは
サイだ!サイ型の角だ。あれ生え替わらない代わりに途中で折れてもまた伸びてくるんだぜ。 |
サイ型だ! |
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