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ちしきの金曜日
 
長崎バキュームカー事情

 

  何度も書いてるが長崎は坂が多い。
 平地が少ないため人々は山の上の方にまで家を建て住んでいるのだが、中でも特に傾斜がきついところなどは下水道の整備もままならないとかで、今でもトイレが水洗式でない家が数多く在る。

 なのでバキュームカーが汲み取りに来るわけだが、坂がすごいところは車が入れない場所も多い。すなわちバキュームカーが横付けできない。一体どうしたらいいのか?

 平地だったらなんでもないようなことが、坂の町だとこんなにも非日常的になる、という長崎のバキュームカー事情を紹介します。

T・斎藤



長崎の坂はこんな感じ

 長崎が坂の町であることはもう何度もしつこいくらいに書いてるが、改めて写真でその様子を見てみてほしい。なぜバキュームカーが家の前に横付けできないか確認できると思う。

こういう石段が何段も続く。
道幅的にも傾斜的にも、車が入るのは無理。
回迷路のように複雑に入り組んでる。

という感じで、ひたすら石段で昇り降りせねばならず、車が入る込む余地がない。

では一体、どうやって汲み取っているのだろうか?

1) 各自で昔ながらに長い柄杓ですくって捨てる。
2) 特殊な薬(固めるテンプルみたいなやつ)で固形化し、燃えるゴミとして出す。
3) タンクを背中に背負ったおじさんが掃除機のようなもので集めに来る。
4) その他

答えは、4番のその他で、
「あくまでもバキュームカーで、複数のホースをジョイントしてどこまでも伸ばす。」
である。

ではさっそく、その様子を見てみよう。


 

 
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