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土曜ワイド工場
 
幻のマスクラットを見た!


これが次世代アイドルのマスクラットです

猫をかわいいという人は多い。
当サイトでも猫を取り上げた記事は非常に人気が高いし、猫の写真を見ていると確かに和んでしまう。しかし、それでいいのだろうか? そろそろ猫にかわる新たなアイドルを探す時期なのではないのだろうか。

そこで、僕が目を付けたのはハムスターのような齧歯目(げっしもく)である。ディズニーのミッキーなどは世界中で人気がある。齧歯目は猫にかわる存在になり得るのではないだろうか。さらにその中でも僕はマスクラットという齧歯目が今後のアイドルになるのではないかと思っている。

ということで、マスクラットを探しに出かけることにした。

地主 恵亮



齧歯目が次世代を担う

地主家では昔、「そして」という名前のジャンガリアンハムスターを飼っていた。とても愛嬌があり、家族内ではアイドルのような存在であった。「そして」という名前はどうかとは思うが、父が命名し、「そして」「そして」という言葉が地主家では行きかっていた。


ハムスターはかわいい

ハムスターは一時期爆発的に流行したがその後は続かなかった。誰かとペットの話をすれば分かると思うが大抵は「猫派」と「犬派」に別れる。そこで「僕はハムスター派です」と言えば空気が読めない人の扱いになってしまう。


確かに猫はかわいいけれど

しかし、齧歯目のポテンシャルを舐めてはいけない。世界中、誰でも知っているディズニーのミッキーは齧歯目である。確かに猫のキティちゃんも人気はあるが、ミッキーの前では遠く及ばない。このことから世間には実写の齧歯目が付け入る隙があるのではないかと僕は思うわけだ。


齧歯目が女子高生に囲まれる (実にうらやましい)

齧歯目でも、ハムスターやカピバラは一時期流行ったけれど、猫や犬のポジションにはなれなかった。次世代を担うには、まだあまり知られていない齧歯目である必要がある。そこで、僕が見つけた次世代の齧歯目が「マスクラット」である。


これです


次世代アイドル「マスクラット」とは

マスクラットとは、北アメリカ原産の本来日本にはいなかった齧歯目である。体長は20〜30センチ(尾長15〜25センチ)で第二次大戦中に毛皮採取目的で日本に輸入された。江戸川下流域で飼育されていたが戦後野生化し、現在も東京都葛飾区の水元公園等で目撃の情報がある。


参考文献

現在はブラックバスなどと同様に特定外来種という位置づけになっており、かつては千葉県のハスへの食害が報告されていた(現在はそういった報告はない)。また、2008年にはちょうどネズミ年と言うこともあり上野動物園が展示を目的に捕獲に乗り出している(捕獲は失敗した)。


本にも生息地として水元公園と書かれている


マスクラットがアイドルになれる理由

猫の人気が高いことのひとつに「野良」の存在があるだろう。ペットボトルに水をいれ外に並べるなどし猫を遠ざける努力をする人もいれば、餌付けしてかわいがる人もいる。住んでいるマンション等がペット禁止でも愛でることができるのが猫人気の一端を担っているのだと思う。


ペットボトルが猫よけに本当になるのかは疑問

これと同様にマスクラットも野良なのである。飼っていなくとも愛でることができるのだ。これが僕がマスクラットが次世代のアイドルになれると確信した理由である。

ということで、マスクラットを探しに水元公園に向かうことにした。


幻のマスクラットを探します >
 

 
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