B・Sは半袖で登場した。
定位置に着くと終始にこやかな表情を浮かべている。
「B・Sー!!」
サービス精神旺盛なB・Sは声をかけるファンに愛想よく手を振る。色々なポーズをつけると、その度に会場が盛り上がり、後ろからのプレッシャーが強くなる。
機動隊員がスピーカーで叫ぶ。
「押さないで下さい!」
前の手すりにガンガン押し付けられ苦しくなってくる。あれだけ前の人を押すな、ってお巡りさんが言ってたじゃないか!
ドーンッ!
太鼓の音が異様なテンションに包まれた会場内に鳴り響くと、豆まきがスタートした。
大きな両手で豆袋をわしづかみ、ガバーッと投げるB・S。
「うおーっ」
豆まき会場にどよめきが起こる。
「こっちー!こっちー!」
日本語で叫ぶ僕。片手にカメラを持ちながら、何とかB・Sからの豆を取ろうとするが後ろから押されて中々うまくいかない。
「危ない、危ない」「こっちー!こっちー!」
豆を取る事に夢中な僕からはその2つのフレーズしか出てこない。
※修羅場と化した豆まき会場の音をどうぞ。
結局豆まきは5分程度で終わった。
3時間寒空の下で待って、たったの5分。何ともやりきれない気分だが、それでも大満足。
僕はB・Sから6袋の豆をゲットしました。
ありがとうB・S。
日本の節分(SE・TSU・BUN)はどうでしたか?
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