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コネタ


コネタ044
 
東京駅で「珍ドリンク」いかが?

え〜暑いです、夏休みです。海に山にロックフェスに実家に……と、遠出することも多いと思われる今日この頃。交通機関を利用する機会も、増えているのではないでしょうか。

そんな中でも、サラリーマンとOLさんと旅人たちが交差する「東京駅・八重洲地下街」は、とくに妙なテンションの場所。例えばふだん、おまんじゅうや煎餅やチョコレートに1000円以上なんて使いませんが、オミヤゲとなると話は別。「買っちゃえ、買っちゃえー!」という勢いがついて、気が付くと、変なヌイグルミまで手に持っていたりします。

そんな街ゆえ、変なものが集まっているような気がします……というわけで、今回は「八重洲地下で飲める珍ドリンク」にスポットをあててみました。

大塚幸代



ルックスは青汁そっくりです。
これが幻の馬乳酒だ!
うすいグリーン。うまーい。

●秘技、黄金トライアングル飲み!

まずは胃の調子をととのえるため、アシタバのしぼりたてジュースが飲める「アシタ・バー」へ。「分かりやすいけど、そのまんまの名前だな〜」と思いながらアシタバジュースを注文すると、笑顔のお姉さんに「ここは……初めてですか?」と訊かれました。「は、はい……」とドキドキしながら答えると、小さなコップで、アシタバジュースの試飲をさせてくれます。
これが、はっきり言って……苦いです。青汁より若干飲みやすいかな〜という程度。「苦いですね」と正直に言うと、フルーツ果汁をブレンドして、飲みやすくしてくれます。
お値段は1杯200円。奥のほうで、葉っぱのアシタバをその場でゴリゴリしぼっていましたから、手間賃&野菜代金考えると、安いかと思われます。
私がゆっくり飲んでいる間も、2人のOLさん風女性が、クイクイッと飲んで出て行きました。ユンケル感覚なんですね。

ちなみにアシタバは、抗ガン、抗菌作用、老人性痴呆症の治療と予防に効果があるとか。毎日飲んだら、健康になるかも……しれません。

次はモンゴルのお酒、馬乳酒「クムイス」の飲める店、「玉乃光酒蔵」のアンテナショップ(といっても居酒屋さん)へ。
京都に本社のある玉乃光酒造は、日本で唯一、クムイスを作っている会社。馬の乳ではなく、牛乳を原料にしているそうで、アルコール度数は3%と低め。クムイスが飲める店は関東ではココだけだそうで、私はずーっと前からココに来てみたかったのです。
「すいません、ひとりなんですけど…」「じゃ、カウンターのほうへ」そう、カウンターがあったので、ひとり酒でもオッケーでした……ホッ。
クムイス1杯160円(安い!)とおつまみをオーダー。ほどなくして来たクムイスは、200ccくらいの少量でしたが、味は………すすす、すっぱーーーい! ヨーグルトをレモン方向にすっぱくしたような味でした。カルピスの「アミール」に酷似していたような……。
アルコールを飲んだときに来る「ムッ」とした口当たりが全くないので、飲めば飲むほど健康になっちゃうような錯覚が起こりました。実際、肝臓強化に良い飲み物だそうです。マジかよ。
またこのお店、酒造の直営店なので、日本酒1杯400円からと割安で飲めます。クムイスを連続おかわりして飲む気にはなりませんでしたが、冷酒は美味でした……いい店でした。

最後は、八重洲地下街内、大丸食品売り場の「ずんだ茶寮」へ。
ここは、ずんだ=青えんどう豆を使ったスイーツの専門店。餅、どら焼き、ようかん、ロールケーキなどがあるのですが、その場でしか飲めないのが「ずんだシェイク」! バニラと牛乳と豆の、衝撃的な出会い。……これが、ウマい!! クムイスでほど良く酔った喉に、しみる素晴らしい薄甘さ。「ビバずんだ!」と叫びたくなるほどでした。

 

以上3店、東京駅で、時間調整しなきゃいけないとき、是非立ち寄ってみてくださいまし!

 

 

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