以上が「ケータイを見る人」たちの顔だ。左下の写真の男性に思いっきり見返されているのはご愛敬としても、これを読んでいる貴方は、
・うつむき加減にケータイを覗き込んでいる。
・公共のスペースだからか表情に乏しい。
という二点がどの人たちにも共通していることにお気付きだろうか。それがどうした、と云われたらそれまでだが、なんだか少し寂しい気がするのは恐らく筆者だけではあるまい。だってどの人もうつむいて無表情に小さい画面を見つめているだけなんだぜ!?
「私はもっとエモーショナルな見る人が見たい」。そんな衝動に駆られ、筆者は自身が住んでいる埼玉から大阪・京都に飛び、より感情を露わにした見る人を見る旅に出掛けることになる。 |